ステージおきたま

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コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

今年は失敗するもんかい!ジャガイモ編

2019-04-21 08:26:55 | 農業

 おう、堆肥届いたか。それじゃ、堆肥撒いて、耕耘して、じゃぁぁぁぁん!ジャガイモの種イモ植えだぜぇぇぇ。

 トラクター、爪、換えたからねぇ、自分で、も一度、自分で!もう、試してみたくて仕方ないわけよ。と、子どものような動機もあるが、やはり、時期は時期だから。種イモ、1週間前に購入して、日光浴させてきた。芽の緑化も進んで、早く土に埋めてけろ!って声が聞こえて来るんだよ。よしよし、雨も上がったことだし、土はちと重いが、頑張ってしまうべね。 

 去年は大失敗だった。買った種イモの量が多すぎ。余らせるのも癪だ、って株間を狭めてぎゅっぎゅと詰め込んだ。1株あたりの収量は落ちても、株数で元はとれる、って算段だった。発芽も生育も順調そのもの、畝が見事に緑のロールケーキ状態になった。恐るべき害敵・ニジュウヤホシテントウムシの発生も少ない。よしよし、これは豊作じゃ。

 が、だ。掘ってみたら、なんとほとんどが小粒卵か卓球ボールの大きさ!お、おい、そんなことってあるかよ!掘れども掘れども、どの品種も同じ。収量ももちろん少ない。そうか、こうなるのか。育つ環境に恵まれないと、すくすくのびのび成長できないってことなんだ。人間なら、なにくそ精神で這い上がる場合もないわけじゃないが、植物はその点実に正直だ。まったく例外なく、チビ太で全員集合!

 人間てのは惨いもんだぜ、ちっとも食う気にならない。別に味が劣るってわけじゃないのに、ただ、ちっこいってだけで、この差別だ。もう、まったく。せっかくの収穫、天の恵みだってえのに、ほぼそのまま芽を出すに任せちまった。すまん。

 だからさぁ、今年はリベンジの年なんだぜ。ったって、秘策なんてあるわけじゃない。取る対策は決まってる。そう、播く量を減らし、株間をたっぷり空けてやるってこと。要するに、一昨年までのいつも通り、ってことだ。

 男爵とメークインは10メートル、1畝ずつ。キタアカリとトウヤ、それに我が家伝来?の赤ジャガは半列ずつで、計3畝半作ることにする。ロープを張って、それに沿って溝を掘り、45センチごとに種イモを置く。

 すでに芽がだいぶ出ているから、発芽も早いぜ。種イモの間に堆肥を一盛りして土を被せる。畝間は管理機が入れる80センチにして、後々の作業の効率化を考える。

 それぞれに品種名札を立てて、さっ、終わった。これでいい。堆肥もたっぷりやったし、俺としちゃかなり丁寧に仕事したぜ。気温にもよるが、5月初めには芽も出そろうだろう。土から顔を出したジャガイモの新芽、逞しくって生命力にあふれてる。待ってるからな。今年こそな。

コメント
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