ステージおきたま

無農薬百姓33年
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がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

堆肥運んだら、堆肥が届いた!

2019-04-15 09:07:44 | 農業

 よしっ!気合い入れてやるか。逃げてらんねぇぞ。ブルーベリー、株元の除草も済ませたし、敷き藁も配ってある。堆肥で覆って、運んである藁を被せれば、ブルーベリーの春作業完了だぜ。今年は、生り年、新芽の数も適度でふくらみも上等だ。さっさと済ませて、気持ち良く生長してもらおう。

 と、なれば、堆肥運びだ。知人の酪農家Yさんの堆肥置き場に行って、積みだして来にゃならん。ここが、よしっ、の気合いの入れどころなわけよ。フォーク使ってざっくと一すくい、掘り上げてトラックの荷台に放り込む。

 なんとなぁ、原始的にして根源的身体活動だぜぇ。ユンボなら首を1回上下するだけで終わってしまう作業、人手で20分もかけてやるんだから。それも年寄りが。こんな肉体労働いつまでできるもんだか?やれやれと思いつつも、へばることなく続けてられることに、ちょっと自信と自慢。トラック山盛り、とは行かないが、そこそこ積めたので、今回はここまで。

 ブルーベリーの畑の横まで乗りつけてぇと、あとは一輪車で各株に配って歩く。

 今年の堆肥は切り返し十分、いいぞいいぞ。熟成進んでぽろぽろ、運ぶ過程で空気入ってさらにさらさら。1株にスコップで4~5杯、播いては株元全体を覆っていく。生部分がほとんどないので取り扱いも、汚れを気にせず大胆だ。仕事もスムーズに済んだ。

 今度は、通路に配ってある藁束をほぐして株の周囲に広げる。もう、見栄も外聞もなく、跪きそのままいざりながら作業進行。この方が、腰への負担が少ないからね。目星をつけて配った必要量、お見事!わずか3束を残して使い切った。

 ほれほれ、敷き藁に覆われたブルーベリー畑、いかにも手入れ行き届いた感、たっぷりじゃないか。ダメダメ、目を凝らしたりしちゃ。雑なやっつけ仕事がばれちまうじゃないか。いいんだよ、見かけより実質だ。効果があるならそれでいいんだ。残った堆肥を野菜畑にばらまいて、本日の作業は終了、さあ、昼飯だ。

 ゆったりとカレー蕎麦、カップ麺じゃないぜ、啜っていたら、ダンプの音が。ありゃりゃ、堆肥運んでくれてる。なんだよ、半日遅いよ!わざわざ山の堆肥置き場まで取りに行かずに済んだのにぃぃぃ。でも、まっ、自分でも運んで、その分、この先たっぷり使えるわけだから、良しとしよう。

 

 それにしてもこの黒々と積みあがった堆肥の山!いいなぁ、贅沢だなぁ、ほんと幸せ!って気持ちがふつふつと沸き上がってくる。このたっぷりの堆肥を見て浸る幸福感、満足感、これが有機農業農家ってもんなんだぜ。

 

コメント
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