ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

諦めろ!じじい 階段手すりは必需品だ!

2016-03-23 10:16:04 | 暮らし

 スベラーズ付けたから、もう大丈夫!たしかに、つるっとすべてっ危うく階段転落、なんて心配はぐっと減った。昨年のような、階段飛翔?はたぶんもうないだろう。我が家の階段老人対策はこれにて完了、とするつもりだった。でも、どうも不安が消えない。大転落の恐れはなくなったものの、やはり降りるときはなんかぎこちない。あの肋間神経痛の苦痛が頭のどこかにこびりついているのだろう。岩登りの鉄則3点支持じゃないが、どこかに手を預けていないと下りの一歩が踏み出せない。と言って支えになるようなものはまったくない。仕方なく両側の壁に手を突っ張るようにして、そろりそろりと降りていく。

 昼間はまだいい、意識もしっかりしてるから。夜中、寝ぼけた状態でトイレに行く時などはかなり危険だ。なんせ、頭も身体も、半分以上朦朧状態なわけだから、とっさの反応なんて望むべくもない。これは、いつまでも意地張ってる場合じゃないぞ。この先ますます足腰不自由になって行くって現実から目をそらしてはならん。諦めろ!じじい、階段手すりはぜったい必要だ!

 長さ1間の集成材の手すり、これを金具2個で取り付ける。ばら売りの商品なので、取り付けの説明書などまったくない。金具を見つめ、手すり材を見つめして、これはやはり、最初に手すり材に金具を取り付けてから階段に打ち込むという手だな、と段取りを決め、錐で穴をあけ電動ドライバーでねじ釘をねじ込むが、これが堅い!やたら堅い!何度も何度も挑戦するが、まるで歯が立たない。こりゃダメだ。付いてきたネジじゃ長すぎる。もっと短いものでも強度は十分と見切りをつけて、ムサシで買い直し、1cmほど短いネジ釘をようやっと打ち込んだ。上下を間違えてやり直し、なんてむかっ腹の事態を乗り越えつつ。

 さあて、いよいよ階段横の柱に取り付けだ。柱の方は杉材のはずだから柔らかいはず、すいすいとネジも入って作業は終了、と行くはずだったが、これまた、堅い!入らない。何本かネジの頭をバカにして、もう、止めた!と放り出そうとしたとき、神さんの一言。手回しのドライバーでやってみたら、まったく素人はよく言うよ、電ドラで無理なのものが、手で回せるわけはないじゃないか。と、ますます腹立ちが高じたが、言う通りせねば、今度は神さんの機嫌も損ねることになるので、しぶしぶ手回しでやってみる。おっ、あれっ?入る!なんなの?これって。今までの機械での苦労はなんだったの?楽々とは行かないが、力を込めて回すたび、ネジは柱に食い込んでいく。

 結局、上下2本の柱に打ち込んで手すり完成。その間、手すり棒を電灯傘にぶっつけてガラス製のけっこう高価な傘を割るなんてへまもあったが、まずは1週間に及ぶ、手すり取り付けの難工事が完了した。さっそく、手すりをつたいつつ階段の登り降り、うん、残念ながら格段に安定感がある。今までのたどたどしい1歩がまるで嘘のように、スムーズに踏み出せる。スベラーズ同様、付けて良かった!

 教訓、老いては手すりに従え!

 

コメント
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