ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

思いがけずのゲネプロ

2010-06-26 23:58:11 | 教育

 定期公演『カノン』、本番を明日に控え、今日は仕込みとゲネプロ。今日もね、相変わらずだよ。時間は押しに押して、明かりが作れたのは18:00。大あわてで20分で食事して、同時進行であれやこれやの段取り決めて、バトンのアップ・ダウンの稽古をして、ふぅぅぅぅ、ゲネ開始が19:25。こんなジタバタじゃ、上手く行くはず無いよな。まっ、あっちゃこっちゃぼろが出ても仕方ない。まずはともかく続けようってゲネをスタートした。

 照明だってきっかけ合わせるのは初めて、音響もぶっつけ本番、ピンなんて1年生が初めてさわってすぐゲネなんだもの、当然ぼろぼろだよな、って覚悟して始めたゲネだった。

 ところがねぇ、これが結構いいんだよ。照明もほぼばちっと決まっていたし、役者たちの声も大きくて、拙いながらも役をしっかり掴んでいた。ピンも思いがけず上手い!やるじゃないかぁ!!

 もちろん、シーンのつなぎ目はぎこちない。照明も何カ所か間違いがあった。役者がピンを外すなんてことも何度かあった。音響のタイミングがずれたなんてこともあった。でも、そんなの当然だろう。舞台でやるのって初めてなんだもの。

 やっぱり明かりの下で、メイクしてやると、俄然生き生きとしてくるもんだね。よく、練習で出来ないことは本番でもできない、なんて言うけど、あながちそうでもないみたいだ。だって、今まで何度もダメだしされていたことが今日はできていたりしたから。

 やはり舞台は魔物なんだ!!明かりは魔術師なんだ!!装置が整い、照明に浮かび上がると、役者は俄然元気になる。役に没入していく。そんな逢う魔の時間を経験しつつ、役者は、スタッフは一皮も二皮もむけていくってことなんだ。

 卒業生、とりわけ地元を離れた連中には、このブログだけが頼りになっているようなので、今日も特出しの画像提供といこう。なぁぁんてね、要はいいんシーン見せたいだけなんだよね。

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コメント (7)
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