ステージおきたま

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コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

柿(こけら)落としは置農子どもミュージカル

2010-06-05 19:21:13 | 地域文化

 いよいよ始まったよ、子どもミュージカル週間!8日間で4回公演、その幕開け、川西町東沢コミュニティセンター公演だった。

 相変わらずの晴天伝説!今日も見事に実証された。11時からの搬入で10時にはそれまで降っていた雨がびたりと止み、公演中は晴天!搬出してトラック積み込み完了4時。で、30分したら雷鳴とどろき大雨って、どう?この恵まれ具合は。

 さて、今日の会場は東沢、小松から20分ほどの明るく開けた山間地だ。昔から山村留学を受け入れしてきたことでも有名で、地域を大切にする人たちがたくさん住んでいる所だ。毎年のように国からの表彰を受けている。そんなふるさとに誇りを持つ人たちの熱意が叶って、とても立派なコミュニティセンターが新設された。この緊縮財政の時代に珍しい話しだ。

 で、その柿(こけら)落としを置農演劇部が任されたっていうこと。これ、本当に名誉な話し、嬉しいお招きだ。

 会場はセンターの中のホール?って言うより、多目的空間かな。地元の木材をふんだんに使用した施設は、もうぴっかぴか!床なんかパンチカーペット敷き詰めて、傷つけないよう大切に使って行こうって思いがひしひしと伝わってくる。部員たちには絶対にぶつけるな!傷つけるな!と厳命して仕込みを行った。

 このホールの素晴らしさは、建物だけじゃないってことがわかった。音なんだよ、音!適度に残響もあってしかも実にクリアーに声が響くんだ。いやぁぁぁ、こんなに気持ちよく声が届く会場って初めてだ。だからその分、一人一人の声が明瞭に聞き分けられる。ちょっと出遅れても、一人が声量抑えてもはっきりとわかる。これは役者、そうとうきついぞ!体育館みたいに勢いで誤魔化せないからね。

 さらに音響設備!カラオケ用の大型スピーカーユニットとアンプ。豊かな音量を高音、低音のレベルなんかもきちんと変えて設定できた。いつも、体育館のほこり被った旧型アンプとステージ両サイド、高い位置に張り付いている拡声器?!とは比較にならない。

 さて、公演は地域の大人たち40人ほどと子どもたち20ほど。子どもたちは後ろから大人見つめられる形なんで、緊張感ありありだったけど、大人の方が大笑いしながら見てくれた。もう少し子どもたちが多くいてはしゃいでくれたらもっと盛り上がったんだけどね。でも、大いに和気藹々、心地よい雰囲気で終えることができた。

 やはり見てくる人たちの優しさだよね、大切なのは。前にも書いたこと。この舞台を楽しもう!高校生たちを応援しよう!って思いやりで見てくれると、演じる役者たちも乗ってくるってことなんだよね。そう、いつも笑顔が足りないとか、声が小さいとか、視線が落ちてるなんて言われてた部員たちも、今日は結構頑張っていたもの。こんな風に地域の人たちの暖かさに支えられて、置農食育子どもミュージカルはますますパワーアップしていくってことなんだよな。

 そうそう、発声練習を田んぼに向かってやったなんてのも、ここならでは思い出になる。ってことで素晴らしい施設と発声練習の様子を画像でお伝えしよう。

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