ステージおきたま

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会場に泣く:食育子どもミュージカル山形公演

2009-05-23 21:27:55 | 演劇

 残念だった!初めての山形公演だっのに!!まさか会場に泣かされるなんて、思ってもみなかった。今日の公演会場は山本学園竹田幼稚園のホール。広さから見ても、構造から考えても、まず楽に声が通る会場だと思った。

 ところがさ、ところが、ところがだったね。声が前に飛ばないんだ。部員たちも精一杯声を張り上げていたけど、客席の中程まで届かせるのがやっと。リハーサルの段階で、このことは予想できたから、部員たちには、目一杯テンションを上げて、大きな声でやるようにって指示してあったのだけど、ダメだった。

 残響が極端に少なく、声がほとんど生の状態でしか聞こえてこない。こんなホールもあるんだねぇ!ほんと、初めての経験だった。それに、ぎっちり入った観客もたっぷりと声を吸い取ってくれたよ。さらに、聞こえにくいので、後ろの方の観客(園児の保護者)はおしゃべりも始まってしまった。こうなると、もうダメだ。音響効果てのは、広さじゃないんだってこと、よくよく勉強できた。だって、これまでもっともっとどでかい体育館で、しっかり声届けてきたんだから。観客の数でもない。今日は200人ほど、でも、一月の町田公演は800だっけど、しっかり聞こえたもの。

 そんな悪条件の中で、部員たちはよく頑張ったし、前で見てくれた幼稚園児も最後まで集中してくれた。特に、園児たちは相当つらかったと思うよ。だって、内容が小学生高学年向きなんだもの。きっと、ほとんどわからなかったはずだ。よく、静かに見てくれた。ありがとう。

 今回の教訓。会場にはとんでもなく声が響かないホールがある。置農子どもミュージカルは幼稚園児には向かない。以上、かな?

コメント
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