泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

金沢から

2016-03-18 23:24:41 | 丹下一の泡盛日記

そば粉のクレープとアボカドのタルタルサラダ和え。


動画編集作業が泥沼にはまりぐちゃぐちゃのままぶん投げて、朝一番で東京駅へ。
北陸新幹線で金沢へ。
ほとんど寝ていないので車内で爆睡。
目が覚めたら富山駅。
雪の積もったアルプス見るだけで、興奮するわし。

ジュニアオペラの本番以来の金沢に到着。


そのまま「犀せい」へ。
こないだ都内で打ち合わせしたカミユさんのシャンソンライブのリハへ。
オペラ以来だから3年半ぶりか。
懐かしい町並みが、おっとずいぶん変化している。
「いつもの」ホテル、いつもの飲み屋、が嬉しい。
ホテルの部屋に一人いる。
この感覚も懐かしい。
そして、ありがたいことに「あの時”れんにょさん”演じた?」と声をかけられる。
20年も経っていると言うのに。
企画・作演出の新田方さんはとうに極楽へ旅立ってしまった。
横で飲んでいたらどんなに、にんまりの笑顔で喜んでくれたことだろう。
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「スパルタカス」を見終えたら朝だった

2016-03-16 16:54:53 | 丹下一の泡盛日記
火曜日の夜、ある演出家を都内に訪ねる。
樋口一葉の話題が出て、あまりのタイムリーさに驚く。
一葉の文体の素晴らしさ。
そして、日本語の危機。
国歌が消滅したポーランドは禁止されたポーランド語を必死に守った。
言語が消えたとき「国」は消滅する。
日本語は大丈夫なのだろうか。
楽しい時間はあっというまに過ぎる。
そして帰宅して動画編集作業の続き。
これが泥沼のようになっていてうんざり。
滞る原因が分からないのが一番のストレス。
延々とやり直しが続くことが疲れる。。。

そんな時はこの人の歌と映像でエネルギーをもらう。

作業は中断。寝る前に、と思って見始めた「スパルタカス」だけど、3時間半を最後まで見てしまう。
ローマ帝国の奴隷の叛乱のストーリー。
ローマ帝国が終演した後を引き受ける国が出てこなかったので1000年に渡って世界は混乱した、とジャック・アタリが語っていたのを聞いたばかり。
映画の中でローマ帝国について語られる台詞がそのまま全部今のアメリカに当てはまるように聞こえてしまう。
エンドマークが出たのは朝だった(-_-;
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「大つごもり」稽古場へ

2016-03-15 13:02:25 | 丹下一の泡盛日記

まあ、こんなことばかりしているわけにも行かず。

お昼にHirokiくんから連絡有り。
彼が連絡してくる時は大抵が自宅にいて時間に余裕がある。
いいカンしてる。
中華街で待ち合わせ、素敵なお粥の店に連れて行ってくれた。
サウジアラビアの仕事から帰国したばかり。
月末はロスでアメリカのテレビに出演するという。
チラ見したLINEはほとんどが英語のやりとりだ。
世界を飛び回る今も成長の途中に過ぎない彼の話を聴くのは楽しい。
しかもご馳走になっちまった♪

その後、月末に内幸町ホールで上演する「大つごもり」の稽古場へ。
3年目の樋口一葉の企画、今年は新作。
作演出の井村昂さんが多忙な中書き上げた台本に色々と修正が入る。
もちろんチームは慣れたもので振付の花柳輔礼乃さんはじめさくさくと対応していく。
終了後は居酒屋に。
舞台監督なんだけど、どちらかというと演出助手のような立場なので色々な話を聞く。
週末は金沢へ。その次の週末はプレイバッカーズ自主公演vol.30、その翌日に搬入仕込みで「大つごもり」。
今月はてんこ盛り。
それが楽しい自分がいる♪
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頭のブレーカーが飛んでいる

2016-03-14 03:25:09 | 丹下一の泡盛日記
金曜日、本番の夜は木更津から来てくれた秀さん宿泊。
といっても飲む元気なく炭酸水で。
3時くらいに寝たのに7時には目覚める。
とにかく風呂に入り「落とす/洗い流す」。
なんだろう。
酒が入る入る入る。
というか酔わない。
部屋を片付けたりリセットを試みるも。。。
というのもキース・エマーソンが亡くなった記事を読んでしまったからで。
辛い。
自死の理由になんとなく思い当たることがある。
天才、と言っていい先駆者。
だからものすごい努力の人だったはずだ。
彼のピアノコンチェルトが大好きだ。

日曜日はプレイバッカーズの稽古。
3月28日(日)は自主公演「さくら」。
ちゃんと目覚めてサンドイッチなんかつくってキーボード担いで出かける。
次回自主公演はミュージシャンなのだ。
鍵盤に触ると自然にキース・エマーソンの「簡単な」フレーズが出て来る。
公演のオープニングやクロージングを決めていったのだけど、なんか誰かと一緒にいるような。
「心ここに在らず」では決してない。
一緒に考えて感じているような。
そして、とても大事な約束をすっぽかしてしまった。
頭のブレーカーが飛んでいるに違いない。
そんな中も色んなメールがやってくる。
お願いだから、もう一日だけ待っておくれ。。。
夜中、キースのことを思いつつ、なぜかピンクフロイドを聴く。
これがとても助けになった。
明日からまた走るのだ!
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Hamlets ver.3無事終了

2016-03-12 13:03:30 | 丹下一の泡盛日記
昨日、10時に小屋入り。
茅根利安さんの元・現生徒たちが助っ人に。
なのに現場はほとんど作業なし。
だってもともと一人でやるつもり、くらいの規模なのだもん。
なので1時間くらい一緒にウォームアップ♪
14時46分に全員で黙祷してゲネプロ開始。
本番を見ることができないスタッフ全員と何人かのお客さまでなんか客席は埋まっている感じ。
そして、夜、ただ1回の本番。
客席は本当に満席に。
小さな劇場だけど、ぎっしりの客席はやっぱり嬉しい。
もちろんこの「3月11日」のための舞台に立ち会って下さるお客さまたち。
最後の音楽と女性の声が流れる場面で音がとぎれとぎれになる瞬間。
最初はPCの不調かとおもったけど、すぐに思い出した。
この「おと」は10年ぶりに聴いた。
むしろ素晴らしい「効果」になった。
一緒に舞台の時間を過ごせたことを誇りに思います。
(タクシーの運転手さんたちと同様に。*謎)
なんと中学校の同級生も立ち会ってくれた。
卒業以来じゃないか、会ったの♪
キッド・アイラック・アートホールで一緒の時間を過ごした皆様に心より感謝致します。
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「Hamlets」ver.3稽古終了!

2016-03-10 21:46:03 | 丹下一の泡盛日記
二度寝したらとんでもない時間になっていた(-_-;

今日は最終稽古。
昨夜から茅根さんと震災や原発について色々と話している。
5年近くが経って、ようやくその日のこと、その直後のことを聴く。
そんな思いが伝わればいいのだけど。
吉田優子さんの短歌も存在感が素敵だ。

疲れがたまって来ているからか。
甘い物が目立つ稽古場に。
体重計は見ないことにしている。。。

スタッフのなおき(村田直樹くん)登場。
ほんわかしたエネルギーに稽古場が和む♪
明日はいよいよ本番だ。
楽しみだ!
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仙台から「陣中見舞い」

2016-03-09 23:38:38 | 丹下一の泡盛日記

この部屋にやって来ると本番が近いことを実感する。
2台のスピーカを持ち込んで鳴らし実際のレベルで音量チェック。
そして、通してみる。
流れはいい感じ。
そしてあちこちにちょこっとずつ手直しが。

夜はこちらでまた通す。
なんたって二人きりなので、即興の場面など気合いが入らない。。。

夜、仙台の絵永けいさんから「陣中見舞い」が届く。
仙台からもHamlets vol.1に立ち会って下さったSさんが休暇を取って観に来て下さるそうな。
ありがたい。
小さな舞台だけど気合いだけは充分なのだ。
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茅根さん「戻る」

2016-03-08 22:49:51 | 丹下一の泡盛日記

月曜日、午後の打ち合わせを終えて、夜の稽古がキャンセルになったので別件を入れた。
隙間時間についふらっと小料理屋に。
特にお高いわけでもない。
居酒屋は時としてBGMとかがうるさくて疲れる時があるのだ。
こんな小さなカウンターで一人静かにちびちび飲む、なんてものすごく久しぶりだ! と思う間もなくLINEが来る。

火曜日、茅根利安さんが仙台から「戻って」来た。
午後からゆっくりと稽古。
テレビをはじめマスコミで「震災特集」「原発事故特集」が増えている。
ナショナルジェオグラフィックの特集も興味深いものだった。
こちらの作業も深まっていく。
帰宅後はPCと作業。
今回もPCやiPhoneが活躍する。
そして「新しいソフトを使えば簡単」なことを古い機材でやっているかもしれない。
それを自宅にある機材だけでまかなうのが大事だと思っている。
今日来たゲストの声優志望のIさんのお声も頂戴して音源を完成させた。

お夜食は蝦ワンタン麺♪
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東京では「地方」の叫びに触れることは少ない

2016-03-06 19:21:52 | 丹下一の泡盛日記

FBでみて「食べたい!」とコメントしたら、持って来て下さった。
井村(井村昂)さん、ありがとうございます!

今日もホールでお仕事。
学生の舞台に付き添う。
若いなあ。
大学生ってあんなに子どもだったんだっけ?
「うちの子ども」のことを考えれば近しい。
そして「うちの下の子」よりも、ここにいる全員が若い。。。

「Hamlets/ハムレッツ」のあれやこれやで茅根利安さんとやりとり。
茅根さんのソロの場面は「ハムレット」の台詞ではない。
そこで、噴火するような怒りが炸裂する。
普段は無口な彼の中にじっと耐えている思い、がある。
それは征服者が棲みついて被征服者になっていった歴史に(彼の遺伝子が)耐えているようにも思える。
この「炸裂する東北人の叫び」のためにこのパフォーマンスを上演すると言っても過言ではない。
東京では地方の叫びに触れる機会が少ないように思えるので。

今夜はもうふらふら。
眠る。眠れば夢を見る。。。。
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ホールでお仕事の日の夜に

2016-03-06 00:16:33 | 丹下一の泡盛日記
昨夜久しぶりに飲んだので腹が重い。
いかんなあ。
「寺にでも籠って」などと20代の頃から言っているのだけど、一向に実現していない(-_-;
今日はホールのお仕事。
もっともこの日は「管理人」モードだったので、基本は「待機」。
なのでできる限りの事務仕事をこなしていく。
もちろんそれでも「お仕事モード/本番モード」には変わりはない。
だってプロだもん♪
でもって、後半に使う音源をチェックしながら台本と合わせていく。
発見がある。
今回、稽古場に来てくれたたくさんのゲストの女性たちから「こえ」をいただいている。
それを使うプランがぐっとアップした。
しかも大原則の「我が家にある機材でできること」。
こんな日に限って22時ギリギリの退館。
飛んで帰ってパソとiPhoneで試してみる。
うあああ、いいなあ。我ながら。
こりゃあ全員2回だ(謎♪)。
明日もホールでお仕事。
ホールを使ってくれている人たちにとっては大事な千秋楽だ。
きっちりお付き合いさせていただきますよん。
事務所ではパソコン触ってるけど♪
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