泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

ロンドンからの音

2008-06-18 12:30:55 | 丹下一の泡盛日記
 今朝は早起き。かみさんを駅におくり帰宅してそのまま犬散歩へ。軽く走って戻り洗濯物干してリビングを片付ける。
 なんかちょっと気持ちが沈んでいる。こんな時は部屋を片付けて花でも飾るに限る。
 リビングを片付けて、水谷さんが送ってくれた牛の器その2にかみさんが生けていたひまわりを水切りして放り込む。

 なぜか9時過ぎから立て続けに電話。朝一からパソ立ち上げておいて本当によかった。
 ちょっとだけ車で出かける。2代目ベム子にはCDが8枚セットできるが、このところずっとYONGENのyello hausを聴いている。
 歌っている亀井登志夫さんは90年代はじめに東京からロンドンに拠点を移してしまった人で、昔、バーミヤンというバンドの時代も好きな音だったが今も素敵。

 ロンドンやパリというヨーロッパの「首都」のような歴史ある都市には、様々な世界からやってきた人たちを受け入れる大きさがあるように思える。
 英語の発音に多少訛りがあっても、それも個性として面白がれるような。
 かみさんが聴くとクイーンのフレディ・マーキュリーもネイティブではないアクセントがあるという。
 YONGENのCDを聞かせたら、歌っているのが日本人だとは思わなかったというけれど。

 英国はロンドンの空港で乗り換えたことしかない。今は物価が高くてとてもじゃないが行く気になれないが、シェイクスピアの朗読を6年以上やってるんだし、いつかは行ってその古都の空気に触れてみたいものだ。
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国際情勢解説

2008-06-17 15:36:04 | 丹下一の泡盛日記
 かみさんは新しい韓国ドラマ「白夜」を観だした。これが南北朝鮮と中央アジア(に自分には見える。設定は中東かも)の架空の国や旧ソ連を舞台にしたアラビア語やロシア語、英語も飛び交う壮大なストーリー。
 そしてかみさんは画面を見ながらやたらと質問。「なになにどーしてなの?」「ここはどこなの?」「これっていつの話?」「なんでこうなるの?」
 で、自分は朝鮮半島情勢について解説。
 1980年の韓国の民主化運動や中国と台湾とのねじれ関係。朝鮮半島へのイニシアチブが米国から中国に移りつつある現在の状況まで。

 そして今日のかみさんは仕事に絡んで難民のお勉強。またしても解説者役。ルワンダ紛争、シェラレオネ内戦、アンゴラ内戦、ミャンマー情勢(カレン族)などについて、また現在のダルフール紛争についてアフリカの地図を出してきて、全体的に解説。
 ついでに世界政治を裏で牛耳る英国パワーについても。

 我ながら詳しいなと思うが、ただそれだけで普段役に立っているわけではないとちょっと自虐的な気持ちになってしまう。「死んだ学問」にはしたくない。こういう知識が生きる日がくるといいな。
 
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久しぶりの長ネギ

2008-06-16 19:09:15 | 丹下一の泡盛日記
 日本の食材で何が好きと言って長ネギくらい好きなものは無い。味噌汁だって鍋だって納豆だってとにかくねぎがないとさみしい。
 飲むときもねぎに塩振って串で焼いた「いかだ」があれば幸せだ。

 そのねぎが高騰している。1本で100円を越えるなんて信じられない。(今、小学生の時、母親が「大根が100円もするなんて!」と騒いでいたのを思い出した)
 別に買えないわけではないが、なんとなくこの値段で買うのは気が引けて、ずっとわけぎや細ねぎで代用し我慢してきた。
 今日は三浦半島に出かける用事があり、いつもの農協に行ったがねぎは売り切れ。(今が植えるシーズンだとか)近くの安売りスーパーに行った。3本で198円。3本で98円の間違いじゃないかと思うのだが、思い切って購入。
 「今日は久しぶりに長ネギが食えるな」

 先日、スーパーで珍しくバターを発見。かみさんは2つ購入した。(お一人様1点限りだった)かみさん「うれしいわ。バターが手に入るなんて」。

 なんだかこの頃昔のロシアで暮らしているような気持ちだ。もちろん今のロシアは好景気。ロシア日本海沿岸の日本料理店では、客が日本人ばかりだと売り上げが伸びずにがっかりするとか。ロシア人客が増えると売り上げもぐんと伸びるそうだ。

 様々な問題を見てみぬふりをして放置していたツケがじりじりと迫ってくる。あと5年、下の娘が大学を出るまでは踏ん張らないといけないな。
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Kちゃん逗子に来訪

2008-06-15 19:58:48 | 丹下一の泡盛日記
 昨夜、ビールもご飯も終わった頃かみさんの携帯が鳴り、友人のKちゃんが鎌倉にいるとか。そりゃあ逗子に来てもらって居酒屋だ! ということで逗子駅で落ち合う。
 Kちゃんはゴスロリ大好き。ヒールも履いて身長170cm越えてるので目立つ。すぐに見つけて、最近お気に入りの沖縄居酒屋「黒門」へ。

 Kちゃんがゴスロリの服装のために警察に差別的な対応をされた話など聴き、そして最新のi-podを見せてもらって、彼女がバイクぶっ飛ばしている時にヘルメットに装着したカメラで撮った映像など見せてもらって盛り上がる。
 KちゃんIT関係めちゃくちゃ強い。ちなみにバイクも強くて、一応直線で230キロまで出しちゃったことがあるとか♪

 そんなわけで焼酎ロックがどんどん吸い込まれていく、自分の中に。。。最後は(普段は禁断の)泡盛ロック。気がつけば終電時間。
 かみさんと2人でKちゃんを駅まで見送り、そのまま逗子駅から歩いて帰宅した。

 今日はイー・ウーマン講演者養成講座の卒業スピーチ。一人ひとりの精一杯の時間。中には本当に引き込まれて聞き入ってしまうものも。
 終了後は、ワインでパーティー。
 かなり集中して聴いたので、表参道から原宿まで歩いてクールダウン。

 今週は講師の仕事が続く。と思っていたら来週撮影するVP台本が届く。そしてテーマは人材育成なので驚く。中身を読んで2度びっくり。企業向けでもこんな内容で伝えようとするんだ。
 自分の講座がなぜ面白がられるのか、理由がわかってきた。だからもっと深めていきたいと思う。
 
 
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地震にびっくり

2008-06-14 19:45:42 | 丹下一の泡盛日記
 昨日は、ちんたらしていたのだが急に午後から忙しくなり、結局ブログも書かずに。
 そして今朝は昼までベッドでごろごろ。東京は震度3だというのに気がつかずに眠っていた。
 新聞で知ってびっくり。被災者の方たちにお見舞い申し上げます。
 エゴだとおもいつつも知人のことを思う。急いで仙台在住の石川裕人大兄のブログを開いてみたら、冷静な書き込みがあってほっとした。そんなことより電話すりゃあいいんだが。きっとたくさんの電話が飛び交う中で自分なんかが、と制止がかかってしまうのだ。

 昔、保育園に預けられていた頃に新潟で大地震があり、当時住んでいたのと同じような団地の建物が横倒しになっている写真が忘れられない。自分は幸いにして災害で大きな被害を被ったことはない。仙台や長崎(水害)、神戸、新潟やNYの人の話をきくばかりだ。自分などはきっとおろおろしてものの役に立たないだろう。

 そんな中、奥飛騨の陶芸家・水谷さんから宅配便。来年の干支・牛の花瓶と置物が。移住して家を増改築し窯をつくり27年。店も開いていたが、それら全てを引き払って出雲に移住するとか。
 この自宅兼作業場には何度も泊めていただき、酒を酌み交わさせていただいた。舞台として使わせていただいたこともある。なによりお二人の「気」が素敵で、最高の空間の一つだった。
 息子さんたちは地元に残るがそれぞれ結婚もして自活している。二人だけに戻ったから、もう一つ好きなことをやってみたいと思ったのだそうだ。
 さすがの不良老人(水谷さんいわく)♪ 変化を恐れず、新しきを求めて旅立つご夫妻に心からのエールをおくりたい。水谷さん、ありがとうございました。そして出雲の作業場を楽しみにしています!
 
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知りたくなかったのに。。。

2008-06-12 17:51:10 | 丹下一の泡盛日記
 かみさんが突然花を買って帰宅。花瓶に生けてくれた。家の中に花があるのはいいものだ。
 緑もほしいと思って細い葉の観葉植物を買ってきて風呂場に置いたことがある。かみさんにも好評だったが、気がついたらアリーシャが葉を全部食べてしまっていた。

 今週、かみさんは現場で忙しいのだが自分は出かける用事はない。時間も充分にあってたくさんの資料本を読み込んだりネットで検索して調べたりしている。資料とはいえ本と向き合う時間はいいもんだ。

 このところ毎夜、かみさんの韓国語レッスンのため「チャングムの誓い」を一緒に観てきたが、自分もすっかりはまってしまった。時代物はやっぱり好きだな。時代考証にも相当フィクションが入っていると思われるが、そこも含めて興味深い。
 そしてなぜか料理に気合いが入ってしまう。めったに台所に立たないかみさんが昨夜は自分の好物のベーコンとふきの炒め物を。包丁を使っているときに「チャングム」の料理シーンの音楽が「ちゃらっちゃらら ちゃっちゃっちゃ ちゃらっちゃちゃららら♪」と頭の中を流れているとか。
 自分も海老とソラマメと豆腐の中華風をつくり、ビールで晩ご飯♪ すでに鍋には乾し貝柱が放り込んであり次の準備もOK。

 長かった「チャングム」全54話も残すところあと2話となった。気になってしかたがないかみさんは、仕事に出かける前にネットで結末を調べて安心。それを自分にも教えてくれる(-_-; 知りたくなかったのに。。。

 今夜で韓国語シリーズはいったん休憩し仏語シリーズに入る予定♪
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パリのちらし

2008-06-11 15:24:16 | 丹下一の泡盛日記
 こーこさんのコメントによると韓国の「JUMP」は2年前に日本でも上演され、観たことがあるとか。「地下鉄1号線」も何年か前に渋谷で上演されていたが自分は知らなかった。
 以前はこういう情報を逃すことは無かったのだが、やはり三浦半島で暮らしていると逃す情報も多くなるのだろう。もちろんその代わりに得ているものはたくさんある。

 7月のパリ郊外でのチラシ原稿が水木奈花さんhttp://blogs.yahoo.co.jp/mizuki_nabana から送られてくる。petite performance TANGE Makotoと自分の名前をみてちょっとどきどき。
 後先(周囲の迷惑も)考えずに突っ走っていく性格は死ぬまで変わらないのだろうな。「わくわく」って気持ちが勝ってしまうのだ。あきれながらも見守っていただいてる皆さまに本当に感謝している。

 ちなみに秋の米国西海岸でのプレイバックシアターの話も進んでいる。サンフランシスコだけでなくロスでもパフォーマンスできそうだ。
 米国に行くというと「米国は嫌いだから自分は行きたくない」という声を聞いた。以前「最近米国に行くことが多い」と話した時にも同じような声を聞いた。
 たしかに自分も昔から米国政府のやり方はひどいと思っている。黒船に乗ってきたペリーという人も嫌いだし、昨今の世界各地での戦争は耐え難い。
 またラムシュタインが歌うように、俺たちはみんな「アメリカ」で暮らしている、ことを受け入れたくない。

 そしてだからこそ米国に出かけてプレイバックシアターのワークショップやパフォーマンスをするのだ。そこにいる人たちと出会うために。戦争に反対する人たちだけでなく、賛成する人たちとも舞台を通じて出会え、彼らの話を聴き、自分の気持ちを伝えられたらうれしいことだ。
 自分はお仕着せの観光旅行をしたことはない。そして(なぜか)毎回様々な人と出会って帰ってくる。
 7月のパリ、10月のSF、LAともどんな出会いが待っているか今からわくわくしている。そして例によって自分の経済状況も帰りみずすっ飛んでいってしまうのだ。
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突然の江ノ島ランチ

2008-06-10 16:23:36 | 丹下一の泡盛日記
 昨夜、比較的眠れて少し体調上向き。天気がよいおかげかもしれない。洗濯物干して、前夜のシャツにアイロンがけ。
 かみさんは午後から本番。彼女もどうも体調がいまひとつなので、日本茶に梅干入れて出す。

 と、娘1から電話。「夜勤明けで、今日はとてもお天気が良くて、海をみられたらすてきだと思うの。で、お昼ご飯どうするの?」
 というわけでかみさんを駅におくり銀行で雑事。予定を急遽変更しそのまま娘1をひろって江ノ島へ。
 地元で育った娘1は江ノ島はほとんど来たことがない。いつもの食堂Iも初めてだった。

 娘1、途中で「どて」とか転ぶのだが、なんかいつまでたっても小学生みたいだ。自分といる時だけだろうか?
 刺身定食にサザエのつぼ焼きも頼んでぱくぱく食べる娘1。その後アイス最中を買い与え、参道歩いてお参り。土産物屋を巡礼。そんな気は無かったのだがかわいい指輪があったのでつい。。。いかんねえ。甘くて。。。
 娘1は2代目ベム子初めて。「ベム子じゃなくてベムオって感じ」だとか。そして助手席に座るとなぜか体育座り、というか子ども座りになる。

 彼女はこの11ヶ月「一人っ子」を楽しんできた。あと3週間で娘2が帰国する。だからもう少しだけOnly Childでいさせてあげよう。(甘いねえ、やっぱり)
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体調不良の週末

2008-06-09 14:01:25 | 丹下一の泡盛日記
 体調不良のまま週末に突入。ブログもサボっていた。
 金曜日夜から土曜日昼間で、ずっとベッドの中で過ごした。仙台の石川裕人大兄率いるOCT/PASSの「少年の腕」上演に立ち会いたかったが、さすがに躊躇。日曜日は自分の本番でもあったから。

 代わりと言ってはなんだが、かみさんの提案で新宿まで唐組をみにいく。(かみさんは唐十郎のファン)
 唐十郎の世界は自分も18歳の時、新宿西口で状況劇場をはじめてみて以来、魅了されてきた。もうこれは能や歌舞伎に続いて「唐十郎」というひとつの演劇ジャンルではないかと思っている。
 世阿弥~観阿弥の流れが、唐十郎~金守珍。劇団唐ゼミってのもある。唐さんは今年で67歳とのこと、勲章は拒否したそうだが、そろそろ重要無形文化財とかに指定されないかな♪

 舞台をみているうちに気がついたら熱が下がっている。終演後、花園神社の脇にある川太郎でかみさんと飲む。ものすご~く久しぶりだ、ここ来るの。ビールで馬刺し、そして次へ。久しぶりのはしご酒。だが次の店では焼酎のロックを一杯飲むのがやっと。やっぱりちとまずい。早々に引き揚げて帰宅。

 日曜日、9時過ぎの新幹線でプレイバッカーズ大移動。出演者の子ども3名(うち0歳児2名)も連れて静岡へ。
 午後、静岡市の少子化対策イベントでパフォーマンス。小ホール満席。来賓で少子化担当特命大臣も。客席出入り口をSPが固め数台のカメラが並ぶ。
 久しぶりのプレイバックで気合も入り、いい舞台だった。暖かい拍手をいただいて無事終了。

 ただ長いこと喉の腫れがひいていないので、終演後珍しくかすれ声に。そして、いつもなら静岡の面々と繰り出すのだが(だって静岡って美味しいんだもん)、そのまま新幹線でとんぼ返り。時間の都合がついたらみようと思っていたブラジルの劇団の「かもめ」もパス。新幹線に乗ったらそのまま眠り新横浜で目が覚めた。
 なんとかこの体調から抜け出したいものだ。
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体調不良の中、横須賀の夜

2008-06-05 22:28:52 | 丹下一の泡盛日記
 実は先月末から体調不良。雨続きで気温も不安定な中で走り回っているせいかもしれない。

 今日も熱が下がらないまま事務仕事。大雑把な性格の自分は元々細かいことが苦手なのでスタッフの弟に頼りきりだ。
 夜は横須賀に。精神障害者のための作業所・パレッタ20周年の記念イベントで映画「ふるさとをください」をみる。
 パレッタではプレイバックシアターのパフォーマンスをやらせていただいたり、入所者の方に合宿に来てもらったり、交流が続いている。

 映画のほうは、いわゆる先進国の中でも日本の福祉政策は云々、というよりも、時代のテーマは「共存」だと思っている自分にとって勉強になる内容だった。
 
 終了後、プレイバッカーズのいのちゃん(猪瀬隆次)と仕事が終わって合流したかみさんと飲む。楽しい酒。もっとも自分は体調を気にしてちびちびすする。
 仙台日帰りを切望しているのだが、この体調では無理かもしれぬ。

 日曜日は静岡でプレイバックシアターの本番。プレイバッカーズ・メンバー大移動。
 メルマガも送らせていただいているが、今月の21日(土)13:00-16:00にイー・ウーマンでワークショップ(コミュニケーションスキルアップ101)普段は連続講座だったり企業の研修だったりして、単発で参加していただける機会があまりない。
 この機会にぜひ体験してみてください。詳細はこちらで
 http://www.ewoman.co.jp/univ/communication_skills/20080621/index.html
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