泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

稽古場にいないと余計なことばかり考えちゃう

2022-07-26 08:27:48 | 丹下一の泡盛日記

月曜日は所用で横浜へ。
珍しく混んでいて待たされる。
すぐ近くには美術館もあり、大抵はついでの用事も入れるのだけど、
コロナ感染が激しくて、終了後、そのまま引き返す。

暑いのでざる蕎麦。
以前から、文化に予算を割かない国は堕ちるしかない。
が、持論で。
今でも、文化、教育、そして医療にきちんと予算を振るべきだと信じている。
それぞれの現場の人たち、最前線で「闘っている」人たちの良心に、
あぐらをかいている国には、未来はない、と。
国そのものを売り渡すような人たちに投票する気持ちは、いまだに理解できない。
日本人の知的レベルも、足の引っ張り合いが多くなり、どんどん落ちている。
自分が学校にいた頃のように、バイト先の友人同士でも、さまざまな情報を交換し、
お互いを知的に高めあうことが楽しかった時代は、もう来ないのだろうか。
自分の稽古場にいる若い子で高校中退、専門学校卒業、というキャリアでも
明確に知性を感じさせてくれる子が何人もいる。
「昔の」大学に通わせてやりたかった、と思う。
だから、一般的な「お芝居」の稽古場ではなく、自分の稽古場にいるのだろう。
(稽古場で「余計な」話が多い、とも言えるのだけど)
こうなったら、坂口安吾が言うように「堕ちるところまで堕ちる」しかないのだろうか。

こんな夕景は初めて見た。
昨年でさえ、夕方家にいることがほとんどなかった。
この夏は、次への正念場になるかも。
稽古場にいないと余計なことばかり考えちゃうなあ。

大好きなケールが手に入ると、サラダが海外風になる。
これとワインで充分だったのだけど、

残り物のトマトソースも消費しないといけないのだった。
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