泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

昔話

2018-10-03 13:01:41 | 丹下一の泡盛日記

この頃「昔話」を思い出すことが多くて困っている。
ある時、おつきあいのあった関西の劇団が仙台で公演することになり、当然立ち会い、応援に行くことにしていた。
この人たちの舞台には未だに強い影響を受けていると認めざるを得ない大事な劇団。
新幹線のチケットも購入済み。
それがある「ことば」のやりとりで立ち会えないことになった。
非常に憤慨し理不尽だと怒り狂ったのだけど、
「ことば」で生きている演劇人なので、筋を通し、仙台行きを撤回したのだった。
だが、どうしても「応援」はしたい。
結果、新幹線(まだ上野駅始発だったなあ)に飛び乗り、
仙台駅から会場までタクシーを飛ばし、
受付の女子(知り合いだった)に、のしをつけた日本酒を渡し、
「ごめん。俺、帰るから」と伝えて、待たせていたタクシーに飛び乗り、
そのまま東京まで返ってきたのだった。
そんなことからは、解放された、と思っていたんだけどなあ。
自分は、人をコントロールすること、そして、されること、にも距離を置きたいと思っている。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 台風が近づく中、劇場へ | トップ | 久しぶりに逗子で飲む »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

丹下一の泡盛日記」カテゴリの最新記事