泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

戦艦三笠と澁澤龍彦幻想美術館

2007-10-16 19:13:40 | 丹下一の泡盛日記
 昨夜は早く寝るつもりが遅くなり、3時半には起こされてしまった。ゆっくりと睡眠を取る予定が全く逆に。もうふらふら。午前中、ちょっと横になったら気絶してた。
 銀行で所要を済ませた後、車飛ばして横須賀へ。以前から気になっていた戦艦三笠をみる。
 
 戦艦三笠はご存知のように日露戦争のハイライトとなったバルチック艦隊との海戦で旗艦となり、東郷平八郎が乗艦、指揮をとった。さっとみて済ませるつもりが、意外に見所があり、長引いてしまった。
 まあ、横にある副砲についている取っ手のついている輪を回すと、砲身が上下したり、左右に動いたりするもんだから、男子たるものチェックせずにはいられない。砲についている引き金(これはさすがに動かなかった)がどのようなものかをはじめて知った。

 三笠を後にして、横須賀美術館で開催されている澁澤龍彦幻想美術館へ。澁澤龍彦を知ったのは18歳の時、マンディアルグについての文章だった。(マンディアルグもそのとき初めて知った)
 その時の衝撃は今でも覚えている。それこそ幻想の世界を自由自在、縦横無尽に飛び回るその文体に強くひかれた。

 展覧会にはマンディアルグ夫人の絵も出ていたが、これも忘れられない作品になるだろう。
 ビアズレーの「サロメ」のシリーズから2点出ていたのはうれしかった。高校生たちを思い出す。
 どれも興味深いものばかりでじっくりとまわったが、四谷シモンの「天使」は素晴らしかった。主催者側も破格の扱いだ。
 また、「悲しいラジオ」は以前雑誌でみて深く記憶していたので、実物に接することができて感動。

 小雨の中を帰宅するとかみさんは石鹸づくりの真っ最中。
 冷蔵庫から昨日仕込んだ蜆のしょうゆ漬けを出してきて、紹興酒。いい時間を持ったおかげか、天女神楽のワンシーンを思いついた♪ こういうもんなんだよな。
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