泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

One Night in Bijing/北京夜

2011-07-11 14:38:32 | 丹下一の泡盛日記
昨日、娘2が連絡してきて、夜は久しぶりに家族4人で晩ご飯。
自分も買い物に出かけ、晩ご飯はみんなが好きな海鮮炒麺とにらときむちのパジョン。
どこの国の人の食卓!?
食後にお茶を入れてかみさんが急遽気合いを入れて焼いたロールケーキ。
ちなみにアルコールフリー。
この頃、なんか酒飲む気がしない時がある。
2~3日抜いては、ちょっと飲む、みたいなのが続いている。
時々そういう季節がやってくる。

娘2と仕事部屋で少し話す。
彼女、泊まらずに帰る。

仕事部屋でフランキーの二胡にのせたアンディー(林宗興)の歌を聴く。
弟は北京語がべらべらだが、彼にもこのポップの曲の歌詞の意味、というか使っている漢字がわからないことがある。
例えば「良人」。日本の古い言葉で言うと「つま」。パートナーという意味だが、少なくとも北京語では使わない(と彼は言う)。
もしかすると日本語から逆輸入されたのかもしれない。

韓国の男性は好きな女の子に「オッパァ(お兄ちゃん)!」と呼ばれる日を夢見て頑張るのだとかみさんの韓国語の先生が言っていた。
本当のお兄さんも「オッパァ」なので結構混乱するとも。
今回の「古事記」でも「わが妹(いも)よ」と妻に呼びかける場面があるが、女性の方は「わが兄(せ)」と呼びかける。
つまりは「オッパァ!」だ。
韓国や中国のドラマを観ていると時折「古事記」を思い出す。

フランキーとアンディの「唐韻」も大好きなんだが、アンディが歌っているので知った「One Night in 北京」(「One Nigh in Beijing」とか「北京夜」とも表記される) が今お気に入り。色々な歌手で聴いてみたが蕭敬騰が一番ぐっと来る。
http://www.youtube.com/watch?v=UGB05nhAeDQ&feature=related
そしてどうしてイントロで「ちゅわん!」と銅鑼の音が入っただけで自分の心は燃え上がってしまうのだろう。
あの長崎の龍踊りで聞いて身体が震えてしまって以来「DNAの奥底に響く音」としか言いようがない。
そしてこの歌の歌詞も響く。なぜかはわからない。
字幕をそのまま訳していったらかみさんに驚かれた。
いつの間にそんなにわかるようになってたの?
だから、昔から読み下し文はそれなりに理解していたのだってば。

曲を聴きながら思う。
そうだよ、俺の中の誰かも「千年待っていた」のかもしれないねえ。
実際に北京に行った時にはそれほど心は残らなかった。
工芸品に囲まれたアートと遠い街というのが正直な印象だ。
ただ紫禁城は初めて来た気がしなかった。むしろ懐かしさで一杯だった。
そしてこの歌詞に出てくる「地安門」の前にも行ったことがある。
来月、台北に行く。
古い街をぶらつく時間があるといいな。(ていうか絶対にふらつきに行っちゃうんだもんね♪)
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