泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

「何もない」空間で立てる俳優になりたい

2024-09-04 22:46:42 | 丹下一の泡盛日記
前夜もガッツリ飲んで寝たのに目覚ましが鳴る前には覚醒している。
所用で横浜へ。タンジェの映画館支援のTシャツを着用。
気温29度が昭和の夏。ああ今日は暑いね、と騒いだ記憶。
秋は確実に近づいている。
自民党も立民も、総裁選は謎ばかり。
だって、なぜ検察が動かないのか「謎」な人たちで出来上がってしまった政党と、万が一のための押さえの総裁選のような気がしてならない。
戦後の背面服従の匂いがしていた時代はまだ理解できる。
それにしても。
そして「演劇」に近づいてくる若い人が増えるのも理解できる。
フィリピンのPETA(フィリピン教育演劇協会)のディレクターのワークショップを受けたことがある。とても刺激的で、かつプレイバック的な演出も取り入れられていた。
彼が言うにはジャングルの奥の「何もない」小学校に行くのは演劇が一番。だって俳優の身体さえあればなんでもできるのだもの、と。
それに応えられる俳優になりたいとその時考えた。
東北の震災後、今はなき仙台の石川裕人大兄がトラックに観客用の椅子だけ積んで、宮沢賢治をテキストにした舞台で東北を巡演したのは、さすがだった。
その精神は身の内に抱え込んでいる。
夜、大兄の奥様でもある仙台の女優・絵永けいさんから送られてきた日本酒を飲む。
コメント
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