泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

「ことば」を食べる準備ができた

2022-11-10 23:02:11 | 丹下一の泡盛日記
木曜日、やっぱり体は重たい。
疲れが抜けるのに、これくらいはかかるというお年頃か。
そして、なるべく早めに起き出して、ちゃんと朝ごはん。
Eさんちのお米と納豆だけで、身体大喜び。
その後、精米機の掃除。
この精米機だけは、逗子から持ってきた。
玄米を購入して自分で精米する生活は、15年以上は続いている。
久しぶりの在宅日。午前中に細々したことを終わらせて、そして身体が重たくなってきたので、お昼寝。
2時間眠る。
眠りたい時に眠れば、大丈夫。
夕方、下北沢へ。
40年以上のおつきあいになる先輩の役者が出演する舞台へ。
日常的にご一緒しているわけではないのだけど、
ここ一番の節目にご一緒してきた。
自分が初めて翻訳、演出したプロデュース作品にも主演していただいている。
開場までは「あの」古本屋へ。
手に取った1979年の雑誌を開いたら、
大学の講義で「アフリカの印象」(最初のシュールレアリスム演劇と言われている)を教えて下さった方の文章が。しかも、ユージニオ・バルバについて。
買うしかない。
寺山修司全歌集を手に取って開いたそのページに、自分が20年間舞台でセリフとして詠っていた短歌が目の前に。(脚本は岸田理生さん)
買うしかない。
別の本、手に取ったら著者が大事な古い知り合いで。
買うしかない。
結果、何冊も抱えてレジに。
お昼寝のおかげで脳がスッキリしていて、ようやく「ことば」を食べる準備ができているのだろう。
舞台は、作者の脳内を旅したような2時間だった。
コロナなので、素早く辞する。
久しぶりの下北沢の駅前は、激変。
興味深く見て回ったのだけど、芝居の後に一人で飲みに入りたくなるような店は、この新しいエリアにはなかった。
今度、誰かと飲みに来よう。
コメント
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