先日、ある場所でこれを見つけた。
自分はこの言葉に惹かれて、1979年から数年間、大崎の小劇場に出かけていた。
そこからの戻り道にある居酒屋で飲んで帰るのが常で。
そこにいると、出演者の一人Uさんが大抵は、ふらりと入ってきて、
「おお、いたいた」と同席してくれて、ぐいぐいと一緒にビールを飲んだ。
今はその街の名残が全く残っていないのが寂しい。
「芝居」の楽しさを教えてくれた劇団の一つだ。
その劇団の代表のNさんと映像の仕事で一緒になったことがあり、
終日を昔話でとても楽しく過ごした。
Nさんも別れ難かったらしく「今日はどうしても駄目なんだけど、近いうちに飲もうね!」と手を振り合って別れた。
程なくして、彼は先に逝ってしまった座付作家のところへ旅立ってしまった。
「寂しいよお」って呼ばれたのだろうか。
一度は飲みたかったなあ。
お弁当持ってお仕事へ。
毎日仕事や稽古に明け暮れる疲れが、抜けにくくなっているお年頃。
帰りの電車のエアコンが、きつく感じられると、
「もしかして!?」がよぎり、不安で一杯になる。
真っ先に考えるのは、ずっと詰まっている予定のことで。
そして、ご飯食べて横になり、目が覚めると大分解消されている。
まあ6時間眠れたらありがたい、みたいな生活だからなあ。
明後日の旅の舞台を終えるまでは、持ち堪えなければ。