前日朝、水野俊介さんが亡くなったという知らせを受けて、
「昔の」(以前、「”昔”って言葉を若造のあんたが使うたびに可笑しくて」と老けていることを自慢する女優さんがいた、とふと思い出す)。
昔の仲間たちに連絡を取り、稽古場の何人かにもシェアした。
自分がブレていたら、申し訳ないので。
そんな夜、一人パソで「六月の湿った森の子守唄」をかけて、
持参した日本酒を、ぱこん、と開けて飲み出した。
しばらくすると、部屋のドアノブが、ガチャリとなった。
この日同室のメンバーが戻ってきたのかと思っていたけど、
そうではなかったようだ。
おと、だけだった。
でも、誰かが入ってきたことが嬉しくて。
音を聴きながらゆっくり飲んだ。
なのに3時間しか眠れなかったのは、何故だろう。
水野さんとの時間を共有したかつての仲間たちと、飲みたいなあ。
3日目の稽古は無事終了。