泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

「白い影絵」二日目

2021-06-13 05:27:31 | 丹下一の泡盛日記
いつものように出かける2時間前には起きる。
睡眠は充分。
身体は、もちろん重い。
ありがたい初日を終えて安心したこともあるし、
たくさんのお客様に嬉しいお声を頂いているのだけど、
もちろんまだまだ納得のいく出来ではない。
お弁当も水分も準備万端。

しっかり食事も取って、出陣。
地下鉄に乗って数駅で乗り換えて元町中華街までは一本。
台本を取り出して、最初から読み直していく。
稽古では何も起こらなかったのに、本番とは面白いもので、
思いもかけなかった「事件」が起きたり、セリフを間違えたりする。
まあ、それが本番だと思い知らされる日々なのだけど。
「何でかなあ」などと思いつつ、ふと駅名を見ると、とんでもないところにいた。
乗り換えるのをすっかり忘れて台本に集中していたのだった。
おかげで20分近く遅刻して到着。

ここの最上階の小劇場で17年間舞台を持ってきたのだけど
昨年から中止のままだ。

マチネはある水準には到達しているのだけど、
チームとしてはまだ先がある、状態で終了。
「ソワレ」(17時からだけど)の前に、
初日に立ち会ってくださった宮田徹也さんの劇評がFBに、とご本人から連絡。
嬉しい劇評を即座にみんなにシェア。
菅家ゆかりさんが書いてくださった「コメント」もあり、
やっぱりこういう言葉に勇気づけられるのだ、と再確認。
夜は、また一歩前進したのに、ああ、肝心なところでセリフを間違える。
「周囲にいた役者にしかわからない」と慰められるのだけど。
コメント
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