泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

金沢から雪が消えた!

2011-02-12 17:13:51 | 丹下一の泡盛日記
昨夜はさすがにへろへろでとっとと本持ってベッドに。
ページをほとんどめくらずに爆睡。

暗いうちに目覚ましで起きる。
小平まで仕事に行くかみさんも。

前回の金沢で雪でえらい目にあっているので完全防備。
軽井沢で購入した長靴をはき、稽古場用の靴も持って出かける。

心配した電車のダイヤの乱れもなくさくさくと空港着。
そのままラウンジでいつものセット、コーヒーとトマトジュースでパソ立ちあげてお仕事。
この10年で本当に朝方に変化したもんだ。

羽田の空は雲り。飛び立つ時に相応に揺れたが別に問題ではない。






それよりも雲を突き抜けた真っ青な空が印象的で、自分の機の上空2000メートルを多分同じ777型機が飛んでいく。
この方向だとどこへ向かうのか。ソウルかなあ北京かなあ、などと。
真っ青な空に見上げる機体の下部は真っ白。
そのコントラストが実に美しい。
撮影しようとしたが画面では小さすぎた。
そして、しばらくのうちに自分の機を追い越して飛び去って行ってしまった。

以前、逆の立場だったことがある。
ニューヨークからの帰途、ベーリング海峡を横断しているとき、やはり2000メートルくらい下のジャンボ(747)を追い越した機に乗っていた。
窓から外を眺めていたら、下の方に飛行機雲がみえて。
何だろうと思ううちに飛んでいるジャンボジェットが見えてきて。
自分の座席は北側(進行方向右)で真っ白な北極圏が永遠に続くかのように見えていた。
後で、その季節にそんなに晴れ渡っていたなんて信じられない、と聞いた。
その時に聴いていた曲まで覚えている。
不思議な光景だった。

金沢、小松空港に向かって降下しはじめて「!?」。
下界が白くない。
雪が消えている!
こないだの大雪が嘘のようだ。

がっちり雪対策してきたのに。。。



同志社の学生Mが教えてくれたご飯屋さんでランチ。
美味しかったよ!
やさしい味だ。

今日ははじめて本番をやる歌劇座の稽古場で稽古。
バレンタインデーが近いとかで女性陣にたくさんチョコレートをいただいた。
普段めったにないことなので、ちょっと(どころかとても)うれしい。
ま、たまにはこういうこともあるさ。
稽古は、びしばしと遊びまくる。
楽しい時間はあっという間に終了。

ホテルに戻るとふっとさみしくなる。
なんだろね、このさみしさ。
金沢にいるのにかつての最大の飲み友達が、今はもういないからかなあ。
彼がいたから今自分はここにいる。
てなわけでも少ししたら出撃しようかな♪

そして今、彼とよく来たおでん屋に。
気がついた。もうすぐ命日だ。
お~い、と呼んだに違いない。
淋しがりだった。

そして、自分のことをアミーゴ! と呼んでくれたM坊、闘病中だったが、お迎えがきたそうな。
彼のことは忘れない。
ありがとうございました。
またいつの日か!
コメント (2)
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