泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

ギター・ストーリー

2007-07-19 13:06:21 | 丹下一の泡盛日記
 昨夜泊った娘1は、まだぐうぐう寝ている。娘2が起き出して急いで出かけようとしている。
 今日は「自宅学習日」。ま、ようするに学校が休み。おい「自宅」で「学習」する「日」じゃねえのか!? などと嫌味のひとつも言ってみたくなるネーミングだ。

 今日はバンドの練習日。県大会に出場するのだ。遅刻しそうな娘2に水餃子とおにぎりを速攻でつくり食べさせ、車で駅までおくっていく。でないと朝ご飯抜きになってしまうからね。
 娘2が担いでいるエレキ・ギターは自分のものだ。彼女はずっとそれを使っている。
 自分がはじめてエレキ・ギターとアンプを買ったのは高2の時。バイトしてやっと手に入れた。それまではガット・ギターを触っていた。
 そのギターは、大学生の時に質屋に入れて流してしまった。以来、うちにはギターというものはなかった。

 20年以上前になるが、20代後半のある日、新宿のアパートを出て近くのごみ回収場に通りかかると1本のギターが捨ててあった。驚いて拾っていったん家に戻った。楽器を捨てるなんてかわいそうだ。
 壊れているかもしれないけど、夜には久しぶりにエレキ・ギターに触れるのかとどきどきしながら歩いていくと、その先の回収場にギター・アンプが捨ててあった。
 神様のプレゼントに違いない! この頃、一生懸命稽古していたからご褒美に違いない♪ と勝手に決めて、アンプをつかむと急いで家に戻った。遅刻しそうになった。
 
 その夜、ある稽古場でギターとアンプを手に入れた話をしたら、スタッフのお姉さんが「そこにギター・ケースが1個あまってるからあげるよ」と。一日で、ギター、アンプ、ケースが揃ってしまった。

 もちろん自分がステージで演奏するなんてことはないのだが、部屋で一人でカシャカシャやっていた。面白い型でファズも埋め込んである。
 一度、IQ150の音楽を担当しているただやん(只野展也さん)が「面白いから貸して」と持っていき、オリジナル・ラブというバンドのレコーディングに使ってくれた。
 一度は捨てられていたギターの音が(自分が演奏したわけではないが)録音されたと聞きうれしかった。

 それが今では娘2のものとなって(あげた記憶はないが)、ステージで演奏されるのを見るにつけ、不思議な縁を感じる。ギターもきっと喜んでくれているに違いない。
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娘1とデート♪

2007-07-19 00:08:23 | 丹下一の泡盛日記
 今日もかみさんは早起き、コーヒーとトーストをかっ込んで戦闘準備OK。車に乗せて駅までおくる。帰宅して、珍しくちょっと頭痛。なんだかふらふらするので横になったら昼近くまで眠ってしまった。

 まだふらふらしているのを無理やり起きて所要を済ませ、オフィスを津久井さんにまかせて、戸塚で娘1と待ち合わせ原宿へ。今日は娘1のための日に。彼女もこの頃たまっているものがあったし、何より来週の誕生日は仕事で終わりそう。

 そんなわけで彼女と午後を過ごすことに。せっかくだからこないだ買った爬虫類柄の靴をはいて、一番好きなジーンズをはき、同じ雰囲気のベルト締めて出かける。
 ZARAで服を選び、買い(与え)、あちこち歩く。二人でゆっくり過ごすのは本当に久しぶりだ。学校のことや仕事のこと、色々と聞く。自分にとってもちょっとした休日だった。 

 ま、例によって関係が不明な二人。カフェで支払う時に「別々ですか?」と聞かれ「一緒で」と。そして「あの、親子です」と言ったらレジの人が絶句していた。こういうことには慣れっこなのだが、表参道にはこういう年の差のカップルが珍しくないということかな!?

 最後はイタリアご飯一緒に食べて逗子へ。かみさんと落合って帰ることになり、駅前でビール。娘1、ここでも生シラスと刺身食べる。「こんないいもの食べるの久しぶり♪」。最近、お金無い暮らししてるからな。ま、それも修行だからね。

 久しぶりに帰宅した娘1に台湾で買ってきた誕生日プレゼントを渡す。大喜びしていた♪ 
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