泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

幸せな台北ツアー無事終了

2007-07-14 01:14:51 | 丹下一の泡盛日記
 先ほど無事帰国。

 今回は、戦中に台湾で暮らした大ママ(かみさんの母)が引き揚げ以来62年ぶりに台北を訪問する旅のお供。大ママの父(かみさんの祖父)の職場だった台湾総督府(現総統府)を見学したり、かつて自宅兼お汁粉屋(大ママの義母が経営していた)があった西門周辺を歩いたり、空襲が激しくなった折、疎開した北投温泉(現・新北投温泉)を訪れたりした。

 自分とかみさんにとって台湾ははじめて。ソウル、シンガポール、マラッカ、クアラルンプール、ジョージタウン、バンコク、アユタヤ、香港、深せん、竹山、釜山、上海、蘇州、北京、ジョホール・バルと東南アジア地域をこれだけ訪れているのに、台北は機会がなかった。

 アジアに真剣に眼を向け始めた20代後半、台湾の歴史も一通り勉強した。(久しぶりに使った北京語も最終日には簡単なやり取りが出来るくらいに思い出した♪)だから台北と聞くとぽつんと穴があいているような気持ちだった。

 そして、今回も例によって「濃い」旅だった。昨日は、淡水というMRT(高架鉄道)の終点からタクシー飛ばし、埠頭まで。夕暮れの海を見て、市バスとMRTを乗り継いで引き返し夜市(ナイト・マーケット)の屋台をはしご。
 なんたって料理人の大ママと自分、かみさんが一緒になると好奇心の固まり。そして大ママの目線は、見かけだけの海鮮料理なんか目もくれない。毎回大当たり。(全員体重増加して帰国)
 
 大ママがすごいのはその後。いったんホテルに戻り、23時をまわって最終日だし、かねてチェックのクラブに繰り出そうと。一応声をかけると「行きます♪」との返事。23:30から「中国父(China Pa)」でジャズを聴きながら一緒に飲んだ、1時過ぎまで♪ 
 
 今回改めて聞いた大ママとお父さんのストーリーは、そのまま小説や映画になりそうだ。ちゃんと記録しておきたいと思う。

 秋には今回打ち合わせをした林さん(琴の奏者)を含む寒雲さんプロデュースの高雄の伝統楽器楽団とツアーをする予定。新しい出会いにわくわく♪
コメント
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