たけちゃん活動・生活日誌

県議としての活動に追われてきましたが、引退後の生活の様子や、感じていることを発信しています・・・。

石渡雨水調整池の活用にアイディア募集します。

2007年10月26日 | Weblog

ほたるは無理。テニスコートは?

 

 私の住んでいる石渡地区にある「石渡雨水調整池」。この施設は昭和58年、59年、62年と続いたこの地域の都市型水害を一定程度解消するため、地権者の理解を得て、私が長野市に働きかけ整備された施設です。

 当時は2000トンを貯留する施設でしたが、その後、底を深くしたり隣の社会体育館駐車場の地下なども利用して4200トンの能力に拡幅し、すぐ下流で合流する鐘鋳川(かないがわ)の上流での浅川へのカットや、六カ郷用水(ろっかごうようすい)上流の運動公園地下調整池(6000トン)の整備とあわせ、今では、この地域から水害を撲滅するための抜本対策に近づきつつあると思っています。

 

「石渡雨水調整池」・対岸の建物は朝陽社会体育館

 

 余談ですが、市は来年度から上流部の長野運動公園のアクアウィング東側にある運動広場地下に2万2千の貯留能力を持つ地下雨水調整池の整備を予定しており、これが完成しますと、この周辺地域はようやく時間雨量36.5ミリの雨量に対応出来る対策が整うことになります。(後日報告する予定)

 さて、この私にとっては思い出の固まりである石渡雨水調整地の日頃の管理と活用について、先頃、長野市から石渡区に「何か良い活用方法は、ないか」相談がありました。私は、会派の県外調査と重なりこの話し合いには出席出来ませんでしたが、後で区長さんの報告をお聞きすると、貯留施設内の雑草等の対策は引き続き市が定期的に行うが、何か地元として望む有効利用策はないかとのお話しだったということです。

 この石渡調整池は梅雨や雷雨、台風の季節に2~3回は毎年、六ケ郷用水から水が流入します。そこで、私はこれまでに管理が大変なので、「この界隈では春になると有名な長野電鉄柳原駅の「あやめ」の株分けをして頂き、植えたらどうか」提案し、市の担当者もその気になって、長野電鉄とも交渉し「あやめ」の株分けについては了承を得たとのことでした。

 しかし、今回の市の地元に良い提案はないかという話し合いは、それでも、調整池の管理がもっと楽になる良いアイディアはないかとの問いかけだったのだろうと思います。

 その後、区長さんを交え様々な方と「何か良い提案はないか。」投げかけましたが、まだこれと言った、胸に落ちるアイディアはありません。

 

 例えば、これまでに出されたアイディアと問題点は、次の通りです。

 ほたるの舞う調整池にする。(この調整池は、地下水も浅く、また、水が帯水する        ことから無理ではないか。)

★ 調整池の上に簡易な屋根を整備し、ゲートボール場やマレットゴルフ場にしてはど うか。(屋根を付けるには、多額の費用を要する。また、マレットゴルフ場には、面積が不足する。) 

★ 湿地帯で出来る売れる花や野菜を作り、公民館の建て替え資金の一部に当てる。(調整池に適した売れる花や野菜があるのか。)

★ 子ども達の遊び場や公園にしたらどうか。(年に何回か水が入るので危険。)

★ 隣りの社会体育館は人気があり、テニスやバレーボール等の予約で一杯なので、調整池の下にコンクリートを打ち、予約に漏れた方のサブグランドにしたらどうか。(コンクリートにし、カラーコンクリートや樹木の植栽等使用される環境を整えても、年に何回か水が入るので、土砂の除去等管理が大変では。)

 

 私としては、他県の先進都市の例を見れば、浸水時時の安全対策を周知した上での横浜市のスポーツ施設の活用等の事例しか知らず、これまでに提案された例では、調整池の環境に適した草花や野菜を育成し販売すること、「あやめ」の植栽は鑑賞する時期が限られますが、他に良い案が無い場合に真剣に考える必要があると思っています。

 そこで、今回投げかけられた石渡雨水調整池の多目的利用は、ローカルな問題ではありますが、今後の洪水や治水対策を環境面から進める上で大切な問題でもあり、皆様のご意見やご提言をお寄せ下さい。



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