Days of taco

やさぐれ&ヘタレtacoの日常と非日常

ダークサイド・オブ・キャット

2013年09月19日 | 日々、徒然に
携帯が鳴る。
少々込み入った話だったので、
仕事場の外に出て、話す。
近くにあるやさぐれた駐車場で
30分近く話していたのだけど、
猫がこちらにやってきた。

自分がしゃがむと、猫もしゃがんで、
じっとこちらを見つめてきた。
携帯で話しながら、猫の頭を撫でる。
背中に指を這わせると、ぶるぶると身体を震わせる猫。

骨張った背中を撫でつつ、携帯での話は続く。
それなりにシリアスな話をしながら、目の前に猫。
時刻は夜の8時過ぎ。
暗闇に痩せた猫と、やさぐれた男がひとり。



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弁当と指圧のあいだで

2013年09月18日 | 日々、徒然に
朝から原稿書き。
なかなか方向性が見つからず、
こういうときは、とにかく書くこと。
そう思いながら書く。そのうちに道が見つかると信じて。

でも合間に別の仕事をしたり、途中で弁当を買いに行ったり、
整体で肩と腰を指圧してもらったりと、
どうも集中力に欠ける時間を過ごす。

やっとのことで方向性が決まったのが
午後も3時をまわってから。
そこからは割と早かったのだけど、
エンジンかかるの遅すぎと反省。

ということで、集中力のポーズ。

集中力のポーズとは、
相米慎二監督『翔んだカップル』で
元祖神様(薬師丸ひろ子)がやっていたポーズ、だ。
どんなポーズかを見せたくて、画像を検索したけれど見つからず。
代わりに相米監督と元祖神様(薬師丸ひろ子)のツーショットをば。



これは『セーラー服と機関銃』のときのものだけど、
まさに神ショットと言えるでしょう。

ちなみに集中力のポーズは、
リアルな場で聞いてくれれば、教えましょう。
ほんと集中力、つきますから。






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チキンな火曜日

2013年09月17日 | やさぐれレシピ
昨日までの三連休のあいだ、
ずっとチキンカレーを作りたいと思っていた。

でも仕事やらプライベートのアレコレがあって、
冷凍庫にあった鶏肉を解凍していたにもかかわらず、
結局作れずじまいで今日の火曜の朝を迎えたと思いねえ。

たまたま朝早く起きられたので、
眠い目をこすりながら作り始める。
ジャガイモの皮を剥いて、玉ネギをざく切り。
人参も適当な大きさに切る。
ニンニクとショウガをみじん切りにして
厚底の鍋に油を引いてさっと炒める。その上に解凍した鶏肉を投入。
肉に火が通ったら、野菜群を入れまた炒める。
ジャガイモの表面が透明になってきたら水を入れて弱火でコトコト。
灰汁を取りながら、塩コショウにコンソメを少々。
バターをひと切れ入れて、20分ほど煮込む。
いったん火を止めてルウを溶かし、再び弱火で約10分。
めでたくチキンカレーの出来上がり、って朝から
なにテンション上がっているんだ、自分。

ということで朝食はチキンカレー。
鶏のカレーは辛ければ辛いほど、旨い。
だが、しかし。できたてのカレーは朝にはふさわしくないというか。
やはり前の晩に作っておくべきだった。

ということで、仕事が終わって帰宅して、
朝つくったチキンカレーの残りを食す。
味がほどよく落ち着いていい感じでした。結果オーライな火曜日。





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自画像の奥の奥

2013年09月16日 | 読んでいろいろ思うところが
レコード・コレクターズ最新刊の特集は、
「ボブ・ディラン『セルフ・ポートレート』の真実」。



ディランのブートレックシリーズ第10集が、
「セルフ・ポートレイト」という、かつて酷評されたアルバムを中心とした
アウトテイク集だと聞いて、ファンもさぞかし興味津々で、
かつ戸惑っていることだろう。

この「セルフ・ポートレイト」は、
リアルタイムではなく後追いで聞いたのだけど、
どうもよくわからず、S&Gの「ボクサー」のカバーが印象に残るのみ、
そういうファンは自分だけではないはずだ

そんな曖昧なアルバムの再検証と再評価に挑んだ今号。
イメージが固定されるのを嫌ったディランが、
シンガーとしての自分を取り戻すためにやりたい放題をした
という意味合いの検証がなされている。
それはともかく、まずは「セルフ・ポートレイト」をちゃんと聞き、噛みしめたあと、
今回出たブートレック集を買うべきだろう。

噛みしめるまで聞く、というのは何だか苦行のようで、
どMな自分にはぴったりかもしれないが、
ここ数日は「セルフ・ポートレイト」を聞いたあと、
スピッツの「小さな生き物」を聞き、また「セルフ・ポートレイト」に戻るという
繰り返しの日々で、まったく混ざらない2枚のCDに翻弄されるのでした。






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エンドロールには早すぎる

2013年09月15日 | たまには音楽でも
スピッツの新譜「小さな生き物」を聞く。
前作「とげまる」から3年ぶりということだけど、
キャッチーでラブリーな曲と
少しひねくれたヘンテコな歌詞は健在。






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まっすぐな心根が向かう先は

2013年09月14日 | 映画など
キャスリーン・ビグロー監督
『ゼロ・ダーク・サーティ』を見る。
9.11同時多発テロの首謀者と言われる、
オサマ・ビン・ラディンの行方を懸命に追うCIAの女性捜査官。
その姿をハードボイルドに描く。



ビンラディン殺害を題材にしているのだから、
さぞかしアメリカ礼賛な映画だと思われそうだけど、
前作『ハートロッカー』で混迷したイラク戦争を描いた
ビグロー監督だけに、今作も殺害までのプロセスを
シャープに描くこと。それだけに専念した映画というか。

のっけから9.11の容疑者を拷問にかける場面から始まり、
これを見たアメリカ人は、決して楽しくはないだろうな、と。
仲間をテロで殺されたCIA捜査官(ジェシカ・チャステイン)は、
愛国心というよりは、個人的な恨みでビン・ラディンを追うわけで、
そこにはヒロイックな感じは皆無。
やるかやられるかのギリギリの戦いが
まっすぐストイックに描かれるばかりだ。

9.11の首謀者が殺されたと言っても、
それで何が終わるのか。そして何が始まるのか。
映画を見終わっても、何の答えも提示されない観客は
自分も含めて、ただ戸惑うばかりというか。


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煙の出ない男

2013年09月13日 | 満身創痍な
午後から渋谷で打ち合わせ。
2時間半みっちりな話し合いとなり、
まだまだ蒸し暑い気候と相まって、
終わって外に出たら、意外なほど疲れていることに気がつく。

仕事場に戻って、映像資料を見たり、
取材のテープおこしをしていたら、首と肩が限界に。
行きつけの整体院に行き、
オネエ言葉のT先生(邪悪なT君ではない)の
指圧を受けて、いつものように悲鳴を上げ、
心も身体も朦朧としてしまう。

また仕事場に戻ってテープおこしを
続けたのだけど、8時半を少し回ったところで
もう煙も出まへんがな状態になってしまう。
明日から三連休だし何とかなるだろうと帰宅。

家のテレビをつけたら、
大友良英さん率いるビッグバンドによる
「あまちゃん」生演奏の番組をやっていた。
ちょっとだけやさぐれた心がほぐれていく。
アヴァンギャルドなミュージシャンとして
知る人ぞ知る存在だった大友さん、こんなにメジャーな人になるとは。


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神様はいつも見守っている

2013年09月12日 | 日々、徒然に
朝から赤坂で取材。
けっこう長時間となり、
取材が終わったのが午後3時過ぎ。
疲労困憊状態で、取材先をあとにする。



うつむいた頭を上げ、その先に目をやると、
なんと神様(宮崎あおい)のポスターが。
ありがたいことだと呟きつつ、
『舟を編む』はまだ見ておらず、信心が足らなくてすみませんと、
心の中で深くお詫びをするのでした。


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Mと秋とS

2013年09月11日 | 日々、徒然に
今月下旬に出る雑誌記事の仕事が、ようやく校了。
月刊ペースの小冊子の色校が出たので確認作業。
そろそろ本格始動となる冊子と単行本の作業も進めないと。
明日は朝から取材だし、きっとあっという間に時間が過ぎていくのだろう。

いつのまにか秋とな。
夏にやり残したことはいっぱいあるわけで、
それらをひとつずつ取り返しつつ、
11月に佐野元春の「サムデイ全曲ライブ」と、
ポールの来日公演があるので、そこは小休止して、と。
でもポールが終わると一気に年末モードになり、
そこからまたスパートをかけざるを得ないだろう。

そんなワーカホリック、というか、
どMな自分にとって、どSな秋がやってきました。
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瓦礫の中のGolden Ring

2013年09月09日 | 映画など
井出情児監督『Film No Damage』を見る。
82年と83年に撮影された
佐野元春のライブ映像を中心に編まれたドキュメンタリー。



若いなあ。
そして元気だなあ。
というのが第一印象。
デビュー当時から佐野元春は
ポップスターで、ロックンローラー、
そしてエンタティナーであったことがわかるというか。
ライブの完成度と高揚感も半端ではなく、
その場にいたかったと強く後悔。

「悲しきRADIO」「ガラスのジェネレーション」
「Heat Beat」「ロックンロールナイト」などの
ライブパフォーマンスは鳥肌モノだし、
ジョンとヨーコの「ベッド・イン」をパロった場面も楽しい。

80年代の映像って、
結構恥ずかしかったりするけれど、
このフィルム(DCP上映だけど)は腐っていない。
今でも生きている。充分に。

当時の佐野元春は、
この人気がいつまで続くか懐疑的だったらしく、
それまでの自分をとりあえずフィルムに焼き付けて、
ニューヨークに渡る。それが83年。
1年あまりの滞在のあとに発表したのが「VISITORS」で、
さらに凄い高みに到達するのだけど、それはまた、別の話。

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