携帯が鳴る。
少々込み入った話だったので、
仕事場の外に出て、話す。
近くにあるやさぐれた駐車場で
30分近く話していたのだけど、
猫がこちらにやってきた。
自分がしゃがむと、猫もしゃがんで、
じっとこちらを見つめてきた。
携帯で話しながら、猫の頭を撫でる。
背中に指を這わせると、ぶるぶると身体を震わせる猫。
骨張った背中を撫でつつ、携帯での話は続く。
それなりにシリアスな話をしながら、目の前に猫。
時刻は夜の8時過ぎ。
暗闇に痩せた猫と、やさぐれた男がひとり。
少々込み入った話だったので、
仕事場の外に出て、話す。
近くにあるやさぐれた駐車場で
30分近く話していたのだけど、
猫がこちらにやってきた。
自分がしゃがむと、猫もしゃがんで、
じっとこちらを見つめてきた。
携帯で話しながら、猫の頭を撫でる。
背中に指を這わせると、ぶるぶると身体を震わせる猫。
骨張った背中を撫でつつ、携帯での話は続く。
それなりにシリアスな話をしながら、目の前に猫。
時刻は夜の8時過ぎ。
暗闇に痩せた猫と、やさぐれた男がひとり。