Days of taco

やさぐれ&ヘタレtacoの日常と非日常

瓦礫の中のGolden Ring

2013年09月09日 | 映画など
井出情児監督『Film No Damage』を見る。
82年と83年に撮影された
佐野元春のライブ映像を中心に編まれたドキュメンタリー。



若いなあ。
そして元気だなあ。
というのが第一印象。
デビュー当時から佐野元春は
ポップスターで、ロックンローラー、
そしてエンタティナーであったことがわかるというか。
ライブの完成度と高揚感も半端ではなく、
その場にいたかったと強く後悔。

「悲しきRADIO」「ガラスのジェネレーション」
「Heat Beat」「ロックンロールナイト」などの
ライブパフォーマンスは鳥肌モノだし、
ジョンとヨーコの「ベッド・イン」をパロった場面も楽しい。

80年代の映像って、
結構恥ずかしかったりするけれど、
このフィルム(DCP上映だけど)は腐っていない。
今でも生きている。充分に。

当時の佐野元春は、
この人気がいつまで続くか懐疑的だったらしく、
それまでの自分をとりあえずフィルムに焼き付けて、
ニューヨークに渡る。それが83年。
1年あまりの滞在のあとに発表したのが「VISITORS」で、
さらに凄い高みに到達するのだけど、それはまた、別の話。

コメント
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