Days of taco

やさぐれ&ヘタレtacoの日常と非日常

つくるということはこういうこと

2009年05月19日 | 映画など
今日は試写。
松江哲明監督『あんにょん由美香』を見させていただく。
由美香、とは3年前に急逝した林由美香のこと。
AV、ピンク、一般映画などで、
膨大な作品を残した彼女が出演した、
韓国のAVにまつわる出色のドキュメントだ。

今夏(7月)、ポレポレ東中野で公開予定です。

松江監督自身が、
憧れの存在であった林由美香を、
どのように自分の作品の中に取り入れていくのか。
観客は、その状況を固唾を呑んで見つめていく。

映画というメディアを愛する人なら、
そして、林由美香という女優さんに思い入れのある人なら、
必ず心を揺り動かされるに違いない。
事実、クライマックスは泣いた。ほんとに。

作品をつくるということは、こういうことか、
そんなことも思ったりする。傑作です。
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遙か先に見えるもの

2009年05月18日 | たまには音楽でも
U2『ノー・ライン・オン・ザ・ホライゾン』を聞く。
何度も聞いていくと、次第に良くなってくるパターンだ。
過去のU2のアルバムではそういうことはなく、
初めて聞いても、アドレナリンが沸き上がる曲が何曲かあったのだが、
今回はいたって冷静に聞けるアルバムというか。いいのかな。これで。


U2 NO LINE ON THE HORIZON

祈りにも似たボノのボーカルと、
絶妙な間合いで曲に滑り込んでくるジ・エッジのギターが
いかにもU2サウンドだが、非常に落ち着いた楽曲群という気がする。

02 MAGNIFICENT

の快調かつ前向きな歌詞。

05 I'LL GO CRAZY IF I DON'T CRAZY TONIGHT

の暖かなイントロのギターと、
癒し効果抜群のボノのシャウト。

このあたりの曲が素敵だ。
といっても、何度も聞いたあとの印象だが。

ライナーにあるU2のメンバーのモノクロ写真は、
『ヨシュア・トゥリー』とまったく同じに見える。
本人たちは、きっとあの頃と同じ気分でいるのだろう。
あれから20年以上経った今、U2をどう聞いたらいいのか。
伝わってくるのは、希望とか慈愛とか、なのだが。
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もどかしさから道は開ける(はず)

2009年05月17日 | 中東のことを考えたりして
仕事場近くのカフェで開かれている、
パレスチナの写真展に行く。
被写体の多くは現地の子供たちだ。
いわゆるイスラエルとパレスチナの問題を考えずに、
子供たちの表情や姿を見るべきかな、と思ったりする。

撮影者のジャーナリストの方との交流会もあり、
パレスチナと日本をつなぐものは何だろうという話が中心となる。
無関心ではいられないと思うのだが、
それを人に強制できないもどかしさがあり、
これは社会的な問題に興味を持つ人たちや、
また実際に運動に関わっている人たちに共通の問題のように思える。

どうしたらいいんだろう、
と考え続けることからしか、道は開けないのだろう。





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うぐげの日

2009年05月16日 | 満身創痍な
ということで、やってきました、胃カメラ。
それはそれはもう、地獄のような体験。
ああ神様、いったいこの僕が何をしたというのでしょう。
と天に向かって呪詛の言葉をぶちまけようと思ったら、

「はい。肩出して~胃の動きを止める注射をしますよ~」

と言いながら、看護士さんはプスリと注射を打つのだった(結構、痛い)。
そのあと、鼻の穴にチューブが挿入され、

「はい。先生が来るまで、待っててくださいね~」

と言いながら、去っていく看護士さん。
病院のベンチで待つこと10分。
僕の名前を呼ぶ声が。

白衣にゴム手袋などで重装備の白髪のE先生が、
細~い内視鏡を鼻の穴から入れていくのだった。

「うぐげ」

声にならない声が出た。
口から入れる内視鏡よりはマシだが、
身体の中に異物が入っていく感覚は何度体験しても慣れるものではない。
しかもE先生、なんか乱暴じゃない?
そんなにぐりぐりとしなくても…。
と言おうと思ったが、声など出るわけでもない。

何分経っただろうか。
ものの数分だと思うのだが、
僕には悠久の時が流れているような気がした。うぐげ。

「うーん。まあこんなものかな」

こんなものって? 

「潰瘍はできてないけど、ちょっと赤いな~。
 ちゃんとクスリを飲んでおくように」

と。そうなのか。
深刻な状態にはなっていないようだが、
無理はできない、という感じだなと。
まあ、せいぜい気をつけるということで。うぐげ。




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茶のしばきたおし

2009年05月15日 | 日々、徒然に
今日は久々にL誌の編集会議に参加。
ライターの皆さんの企画に感心することしきり。
こういう方向性があったのかと、いろいろ勉強に。
ランチにBLTサンドをいただく。
味もボリュームも抜群。ごちそうさまでした。

会議が終わり、
原宿駅近くの喫茶店でライターのTさん&Sさんとお茶。
よく当たる占い師や夢判断の話が面白くて、
気がついたら1時間以上も経っていた。
今度は呑みに行きましょう、てな感じで仕事場に戻る。

最近、身体が弱い弱いとブログに書きすぎたせいで、
会う人ごとにいろいろと心配されてしまう。
少し大袈裟に書きすぎたかもしれないなと。
大丈夫です、きっと。実は明日、胃カメラなのですが…。


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分析したって始まらない

2009年05月15日 | 日々、徒然に
原稿書いたり、デザインのカンプを確認したりの一日。
夕方、T社の編集さんが来訪。
多くの人が知っているベストセラーの編集さんで、
増刷の際、「お札を刷っているみたいでしたよ~」と。
リアルにそんな話を聞いたのは始めて。あるんだな、ほんとに。

大ヒットしたものは、売れた理由が分析されるのだけど、
そのほとんどが売れた今だから言えることで、
売れる前は、誰もが疑心暗鬼になっていたに違いない。

売れる売れない、は大事なことだが、
まずは、自分のやりたいことが形にできるのか。
そこから始めなければいけない。
売れるか売れないかは、わからないわけだし。
少なくとも、何もしないよりは楽しいわけで。





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おい、相変わらず馬鹿か

2009年05月14日 | 映画など
山田洋次監督『吹けば飛ぶよな男だが』を見る。
戸川純さんが一番好きな映画らしく、いつか見たいと思っていた。
なんともまあ、切ない青春映画というか、
たまらなく馬鹿で純粋なチンピラと頭の弱い女の子の話である。




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アレとネタとミスドの日

2009年05月12日 | 日々、徒然に
東上線に乗って、埼玉方面へ。
営業ツールをいろいろと持って、M嬢と新たな仕事の開拓に行く。
営業先の方には快く迎えていただき、感謝。
仕事になるかどうかは、もう少し時間がかかると思うが。
営業話が一通り終わったあと、
「ちょっと見てきます?」と言われ、
普段見られないような場所を案内していただく。
おお、これがアレか、と感嘆することしきり。ありがとうございました。

仕事場に戻り、
単行本のためのネタ作りに励む。早く終わらせないと。
4時間ほどぶっ続けで、ネタをエクセルデータに落とし込んでいく。

夜は自宅近くのミスドで、
ライターのT君(邪悪なT君ではない)と打ち合わせ。
彼とは割とご近所さんで、地元で話すことができるので、楽というか。
懸案事項はすぐ済んでしまい、
そのあと1時間半ほど、海外ドラマとか西部劇などの話をする。
気がついたら、日付が変わりそうな時間になっていた。
濃い一日だったが、不思議と疲労感はない。
とりあえず、また明日。




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何のための幸せ

2009年05月11日 | 日々、徒然に
「世の中、お金が全てだもんね、嫌になる」
「うーん。そうとも限らないと思うけど」
「いや、絶対そう。あたし、『アンパンマン』の世界に行きたいなー」
「え? 『アンパンマン』ってお金が出てこないの?」
「そうだよ。知らなかったの? みんな物々交換だよ」
「ええーっ!! 知らないよー」
「アンパンマンは自分の顔をみんなに食べてもらうじゃない」
「そうだけど、ジャムおじさんは、どこからパンの原料を?」
「ヤギおじさんから黄金の小麦をもらってくるのよ」
「そうなの? でもヤギおじさんって誰?」
「そういうおじさんがいるの」
「そのおじさんは、黄金の小麦を作ってるわけだ」
「しょくぱんまんも、町の人たちにパンを配ってるし」
「カレーパンマンは…カレーをみんなに?」
「そう」
「凄いな。アンパンマンはコミュニストなの?」
「あんたの言ってる意味がわからないけど、そういうこと」
「じゃあメロンパンナちゃんは?」
「メロンパンナちゃんは…メロメロパンチを…」
「それって攻撃じゃん? コミュニストがそんなことしていいの?」
「知らない。それにメロンパンナちゃんはコミュニストじゃないと思う」
「ばいきんまんは物々交換しないよね?」
「うーん。ばいきんまんはドキンちゃんにけしかけられて、パンとかを盗ろうとする」
「ばいきんまんって、武器とかロボットをいっぱい作るけど、結構お金がかかるんじゃない?」
「たぶん、その辺に鉄とかが落ちてるんじゃないの」
「ばいきんまんはテロリストなわけだ。しかも性悪女のドキンちゃんの言いなりで」
「なんでそうなるの。あんたが言うとみんな邪悪になっちゃうじゃない!」
「まあまあ、三木たかし先生も亡くなったことだし」
「そうなの? 『アンパンマンのマーチ』の作曲の?」
「うん。ほかにもテレサ・テンの『愛人』『つぐない』とか、
 西城秀樹の『ブーメランストリート』とか、石川さゆりの『津軽海峡冬景色』とか」
「このあいだ亡くなった清水由貴子さんの『お元気ですか』もそうだったわね」
「キャンディーズの『哀愁のシンフォニー』もそう。あれは名曲だよ」
「惜しい人を…」
「ご冥福をお祈りします」





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どーだい、のらないか

2009年05月10日 | 日々、徒然に
体調はかなり回復してきた。
だが、本調子にはほど遠いというか。
とにかく、外に出て電車に乗るだけでフラフラしてしまう。
体力が落ちているのが明らか。

ゆっくり休んで、栄養のあるものを摂るのがいいのだろうけど。
身体を騙しながら、やり過ごしていくしかない感じ。

そう思いながら「サラリーマンNEO」を見る。
三者面談のコント、つまり
社員が妻を連れて、部長と面談をするコントで、
セックスレスに悩む妻が、
思いのたけをぶちまける場面で笑ってしまう。
なかなかやるな、NHK、という感じ。

あ、清志郎の追悼番組が始まった。
本葬で弔辞を読む人たちが映っている。
竹中直人って演技過剰にみえるけど、
たぶん、根がこういう人なんだろうな。

RCの清志郎が「よォーこそ!」と歌っている。
ガッタガッタガッタ!


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