Days of taco

やさぐれ&ヘタレtacoの日常と非日常

ノンフィクションの快楽

2009年05月27日 | 読んでいろいろ思うところが
講談社より「ノンフィクションと現代」というムックが出た。
先頃休刊した「月刊現代」の増刊のような形。
画期的だと思うのは、佐野眞一、佐藤優、重松清、魚住昭といった、
名うての書き手たちが、名作ノンフィクションだと思うものを
それぞれ、100冊を紹介・解説しているところだ。
恰好のノンフィクション・ガイドとして重宝すること必至。

100冊なんて、とても無理だが、
順不同で好きなノンフィクションを挙げると??。

01 テロルの決算(沢木耕太郎)
02 自動車絶望工場(鎌田慧)
03 AV女優(永沢光雄)
04 こんな夜更けにバナナかよ(渡辺一史)
05 定本・美空ひばり(竹中労)
06 世界屠畜紀行(内澤旬子)
07 ドキュメント「ラブ&ポップ」(吉原有希)
08 死刑囚・永山則夫(佐木隆三)
09 天才伝説横山やすし(小林信彦)
10 女という病(中村うさぎ)

カッコ良くて、構成が素晴らしすぎる01。働く意味が問われる02。
女の子の気持ちにこれほど迫ったものは他にないと思わせる03。
ボランティアの意味をとことん突き詰める05。
芸能の本とはこういうものだと、惚れ惚れする読み物の05。
タブーに軽やかに斬りこんだ06。映画のメイキングとしては出色の07。
殺人犯の動向を冷静に追った08。天才芸人の哀しさに迫った09。
女の業の深さを、身が切れるほど見つめた10。

この10冊は読んで損はないというか。
ノンフィクションって面白いです。ほんと。

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涙がこぼれないように

2009年05月27日 | 無意味な考察
今日は、夏に作る冊子の打ち合わせで九段下まで。
7月の初旬には形にしなければならず、
実質1か月で終わらせなければならない仕事だ。
地道にコツコツとやっていけば何とかなる仕事なので、
淡々と進めていきたいと思う。

淡々、という言葉は好きだ。
テンションが上がったり下がったりすることなく、
やらなければならないことを一歩ずつやっていく。
そうすればきっと道は開けるのでは。
…って、別に道が開けてないわけではないのだが。

帰りは予定調和というかなんというか、いつものT酒場に突入。
やさぐれた会話が続くなか、
もし国歌が「君が代」でなくなったら、何になるかとか、
千円札の顔を「野口英世」から別の人にするなら、誰か、とか。
そんな話になる。

ちなみに、国歌は「上を向いて歩こう」。
新千円札の顔は「手塚治虫」になると思うのだが、いかがだろうか。



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