Days of taco

やさぐれ&ヘタレtacoの日常と非日常

乳酸男と言われて

2009年03月09日 | 満身創痍な
「ウヒャア、ヒドイデスネ」。
と、小さく叫ぶT先生。

ここは仕事場近くのO接骨院。
中国人の屈強な整体師T先生が、
僕の凝り固まった首や肩を揉んだ瞬間に発した言葉だった。


「マルデ石ノヨウデス」。
そうなのか。頭痛がおさまらないのは、
この凝りまくった首と肩のせいなのかもしれない。
ほんとに、カチカチである。

「背中ガ、イチバンヒドイデスヨ」。
と言いながら、僕の背中をこれでもかと押す。
もはやこれはマッサージではない、責め苦である。
「ぐおお~」と声にならない声を上げる僕。

「乳酸ガ溜マッテマスネ」
だと。運動しないと体内に溜まるらしい、乳酸が。

「アト、目ノ疲レガ、首ヤ肩ヲ圧迫スルンデス」

そうなのか。
目の使い過ぎと、溜まりまくった乳酸のせいなのか。
要は運動して、パソコンを使いすぎないようにすればいいのだ。
って、それができていれば、こんなところに来て、
地獄の責め苦を味わうこともないのだが。

「水分ヲ摂ッテ、今夜ハ、ユックリ風呂ニ入リマショウネ」
はい。わかりました。そうします。
おとなしくしてます。はい。
殊勝な態度で、腰を低くしながら、日々の生活を送ろうと。
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いまの僕はあの頃の僕よりずっと若い

2009年03月08日 | 読んでいろいろ思うところが
川本三郎『マイ・バック・ページ ある60年代の物語』を読む。
1969年「週刊朝日」の記者になった著者が
自分の目で見て、足でかせいで、体験した熱い日々。



ベトナム戦争。全共闘運動。そしてあさま山荘。
社会も政治も、そして人間も体温が高かったあの時代。
新米ジャーナリストとして、信念を持って時代にぶつかった
若き日の川本三郎が、ある過激派の殺人に関与したせいで
逮捕され、朝日新聞社を解雇されるまでを綴る。

そこにあるものは、
自分たちが信じていたものが間違っていたという
取り返しのつかない敗北感というか挫折感だ。

あの時代に、多少の憧れを持つ自分としては、
川本三郎が語る敗北は、ある意味、
美しいものだったと感じてしまう。

何も戦うものがない。
そもそも敵が誰かわからない。
そんな時代に生きた自分としては、少し羨ましい。

この本で書かれているような体験があったからこそ
負け犬の若者ばかりを描いたアメリカンニューシネマに
限りない愛情を注いだ名著『朝日のようにさわやかに』があるのだろうし、
敗戦、という未曾有の体験が日本人にあったからこそ、
50年代の日本映画は黄金期を迎えたという分析をして、
『君うるわしく 戦後日本映画女優賛』という
出色のインタビュー集にまとめることができたのは、
この人しかできない仕事だと思う。

負けること。
何かを失うこと。

そこから得られる何かがあり、
苦しみながら生まれてくるものも、ある。
川本三郎の本を読むと、いつもそう思う。
その原点がこの『マイ・バック・ページ』だ。

残念ながら、いま絶版になっている。
近く映画化されるというから、たぶん再版されるはず。




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ビールをひかえて食欲が

2009年03月07日 | 呑んだり喰ったり
ここしばらく調子が悪いと思ったら、
原因はどうも歯のようだ。
右の奥歯に鈍痛が続いているので、
それにともなって頭痛が…行かなきゃ歯医者。
ということでかかりつけのM歯科に予約を入れる。
また治療に通わなければいけないのか、
と思うとちょっと気分が沈む。

夕方まで仕事をしたあと、
神保町で待ち合わせをして食事。
それまで今ひとつ食欲がなかったのだが、
ビュッフェ形式で並んでいる料理を見て、
俄然いきり立つ(下品な表現ですな)。
これだけ食いまくったのは久し振りで、
相手がいることもいとわず、ひたすら目の前の料理を摂取。
すみませんでした。

食欲があるということは
まだまだ大丈夫、ということだろうか。
ビュッフェだと燃えてくるさもしい根性のせいなのかも
そういえば、ビールを飲まなかった。
調子が悪いので控えたのだが、それが良かったのかなと。
ふつう、食事のときのビールは食欲を増進させるのだが。

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むしろ芸風だと思ったほうが

2009年03月06日 | やさぐれ男のつぶやき
今日は青戸まで出て、
デザイナーのMさんと打ち合わせ。
仕事の話はそこそこに、
共通の知り合いの話に花が咲く。
世界は狭いな、という感じがする。
どこもそうだと思うが、業界というものはとにかく狭い。

それにしても、青戸に来たのは久しぶりだ。
そうそう、こういう構造の駅だったな、
と少しばかり感慨にふけるのだった。

仕事場に戻り、
延々と続くゲラチェックや、
デザインの修正依頼などをこなす。

Y嬢からウイスキーボンボンならぬ、
焼酎ボンボンをもらう。
つまり焼酎が入ったチョコレートだ。
そんな邪悪なモノを昼間から食していいものだろうか。
自問自答したあと、清水の舞台から飛び降りたつもりで、食す。

「おお、来た来た~!」

と言ったら受けた。おお。
って、別に受けようと思って言ったわけではないのだが。
でも結構来るぞ、心と身体に。焼酎ボンボン。
それにしても酒ネタだと必要以上に受ける自分…。
笑われる人生、まっしぐら、である。
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穴子丼のはずだったのに

2009年03月04日 | 日々、徒然に
民主党・小沢代表の第一秘書が、
ゼネコンの献金虚偽で逮捕とな。
メディアは大騒ぎ。なんか嬉しそうだ。
朝日新聞の社会面では、その秘書と小沢代表が、
ひそひそ話をしている写真が掲載されていた。
もろ悪代官と越後屋という感じで、笑ってしまう。
だがこの写真、2007年に撮ったもので、
今回の事件とはまったく関係ない。
おそらく記者が過去の写真のストックを確認していたら、
ドンピシャなモノが見つかったのだろう。



秘書「あの献金、うまくやっておきましたぜ」
小沢「おぬしもワルよのお、うひょひょ」

という会話が聞こえてきそうだ。
だが、本当は

秘書「代表、昼飯はどうしますか?」
小沢「オレは穴子丼がいいな~」

という会話だったかもしれないではないか。
こういう写真の使い方ってどうなのだろう。
しかも公的メディアとも言える大新聞が、ねえ。
笑えるけど、怖いなと。
「小沢王国の番頭」という見出しも秀逸だけど…。





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ミゾレと反省

2009年03月04日 | 呑んだり喰ったり
今日は7月に出るムックのため、
午前中から編集会議。コンセプトの話からいろいろと。
みっちり2時間30分のミーティング。

仕事場に戻り、
延び延びになっている仕事を前にして、
とにかく少しずつで前進させる。
進んだかな。進んだよな、と自分を納得させる。

気がつくと夜の9時。窓から外を見るとミゾレが降っている。
先週、さんざん迷惑をかけたT酒場に顔を出す。
僕の顔を見た途端、
店の人は大喜び、というかニヤニヤしまくり。
何をやらかしたのか、まったく記憶にない僕はひたすら平身低頭。
すみません、といいながら、
僕の右手にはおちょこが。
そしていつのまにか熱燗が注がれるのだった。
ミゾレはまだ降っているのだろうか。


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思い続けた心はどこに

2009年03月02日 | 日々、徒然に
寒くて、暖かい。
暖かくて、寒い。
3月というのはそんな時期だと思う。
風が強いので余計に寒く感じるのだが、
マフラーをしたまま満員電車に乗ると、汗ばんでしまう。
まだ体調は今ひとつで、朝起きると少々ふらつく。
いつもは、さほど気にかけてはいないのだが、
低血圧な自分を恨めしく思う。

昼休みにスニーカーを購入。
ずっと欲しかったナイキのではなく、
その場でニューバランスの方にしてしまう。
なんか、絶対こっちのほうがいいという気がした。
ナイキのは、ここ半年ぐらいずっと欲しかったタイプだったのだが、
店で試し履きをしたときに、一気に熱が冷めたというか。

でも買い物って、楽しいですな。


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春の嵐

2009年03月01日 | 日々、徒然に
今日から3月とな。
それにしても2月は怒濤の日々だったなと。
そう振り返る3月1日の自分だが、
3月もあまり平穏ではいられないような気がする。

とはいっても、
これまでの疲れがどっと出ている今日この頃。
土曜日は朝から自宅の水回りの点検があり、
業者の人たちが排水口の洗浄にやってきた。
せっかくのタイミングだからと思って
業者が来る前に水回りをキレイにしておこうと、
せっせと掃除をしていたら、頭痛に襲われる。
おかげで業者の点検が終わったあと、寝込んでしまう。
うんうん唸っていたら、いつのまにか夕方に。

とある人の誕生日ということで、
夕方から日比谷のレストランで
食事をしようということになっていたので、
頭痛を押して、日比谷へ。久しぶりだ。
シャンテのあたりに屋台村ができていたのに驚く。
レストランでは冬季限定というドイツビールを飲む。
おいしいビールだったが、身体が弱っているときに
酒を飲むと一気にヘタれてしまうのは僕だけだろうか。

朦朧としながら、家に戻るとまたダウン。
仕事、残っているんだよなーと思いながらも、
身体は動かず。

翌日の日曜日も体調はいまひとつ。
3時間ほど原稿を書き、あとは静かに過ごす。
戻るかな、体調
3月はいつも体調が最悪になるからな、
と戦々恐々なのです。






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