Days of taco

やさぐれ&ヘタレtacoの日常と非日常

いとしのトムさん

2009年03月22日 | 映画など
ベン・スティラー監督『トロピック・サンダー史上最低の作戦』を見る。
お馬鹿でお気楽な戦争コメディかと思いきや、
『地獄の黙示録』と『ランボー』を足して2で割り、
かなりきついシャレを入れ込んだ重喜劇といった風情。



ベトナム戦争を題材にした映画のロケで、
やる気のない役者たちに本気を出させるために、
本物のゲリラに遭遇させるという、無茶というか乱暴な設定。
落ち目のアクションスター(ベン・スティラー)や、
偏屈なオスカー俳優(ロバート・ダウニーJr.)、
ヤク中のコメディアン(ジャック・ブラック)たちが織りなす大騒動を楽しむ映画だが、
意外とストーリーはまともに進む。
俳優という職業に目覚めるベン・スティラーを始めとして、
「どうしようもない奴」から「前向きに頑張るいい奴」に変わっていく登場人物たち。
ずいぶん捻ったヒューマンドラマという感じすら覚える。

だが、そんなヒューマンな印象をぶちこわすのが、
映画のプロデューサーを演じたトム・クルーズだ。
ハゲヅラでジャック・ブラック顔負けのデブ体型で、
四文字言葉を連発しながらがなり立てる怪演。
トム・クルーズは、こういう馬鹿演技をさせると、実に素晴らしい。
『マグノリア』で演じたセックス教の教祖に繋がる大馬鹿演技である。
役者根性があることはもちろん、
二枚目のスーパースターであることを
思い切り否定したいかのような馬鹿っぷりに惚れ惚れする。

以前、イーストウッドの映画がなくなったらアメリカ映画は終わる、
という小林信彦の言葉を引用したが、
トム・クルーズが頑張る限り、
この国の映画は、まだまだ大丈夫という気がしてきた。


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厚揚げ賛歌

2009年03月22日 | ささやかな幸せ
今日は身体のメンテナンスの日、ということで、
M歯科とF接骨院をハシゴ。
マスク姿の先生(たぶん美人)に奥歯をぐりぐりとされ、
マッチョなT先生に鍼を10本ほど刺されまくる。
二人の先生から「前回よりはいいですね」と言われる。
回復に向かっているということだろう、たぶん。

それでも仕事が残っているので、
昼から仕事場に出て、夕方の6時過ぎにようやく終了。

帰宅して、のんびりと夕食モード。
厚揚げをサイの目に切って、
フライパンにバターを投入。バターが溶けたら、
サイの目に切った厚揚げと、太めに刻んだ長ネギを入れて炒める。
火が通ったら、そこに醤油を多めに入れ、ささっとからめて出来上がり。
これがまた美味。夕食のオカズというより、酒のつまみですが。
あと、作り置きの親子丼の具もあったので、一緒にいただく。
オカズの味が濃いと、ご飯が進みますな。

それにしても、厚揚げという食材は偉大である。
普通に焼いて、ショウガ醤油と刻みネギでいただくのもいいが、
味噌汁の具としても優秀で、
大根や小松菜と一緒に入れると最高ですよ。
今日みたいに、野菜と炒めてもなかなか。








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