石川雅之『もやしもん』第7巻(講談社)を読む。
この巻のネタは「醤油」と「味噌」
それから「日本酒」に「みりん」「酢」。
まさに菌まみれの巻となり、
多くのファン(僕もだ)が満足することだろう。
薄口醤油って、味が薄いのではなく、「濃口醤油より色が薄い」という意味だって知ってました?
何度も書くが、
漫画の欄外まで書かれた脚註やイラストが可愛いし、面白い。
このギミックに満ちた編集がなされているから、
単行本が出るのを心待ちにしているわけで。
あと最近読んだ本だと
岡野宏文と豊崎由美の『百年の誤読』(ちくま文庫)。
明治から平成にかけてのベストセラーを、
名うての本読みが、今の視点で斬りまくる。
この本にも脚註がふんだんに盛り込まれているのだが、
惚れ惚れするほどの充実ぶり、だ。
たとえば「森鴎外」の脚註で、「(鴎外は)高山樗牛や泉鏡花といった次世代の人気のある作家の登場に戦々恐々とし、そうした若手が自分や尾崎紅葉より優れているとは思えないという論を新聞で展開し、物議をかもすというスモール・アスホールな一面もあった」と。スモール・アスホールってあなた。文豪に向かって(苦笑)。
この巻のネタは「醤油」と「味噌」
それから「日本酒」に「みりん」「酢」。
まさに菌まみれの巻となり、
多くのファン(僕もだ)が満足することだろう。
薄口醤油って、味が薄いのではなく、「濃口醤油より色が薄い」という意味だって知ってました?
何度も書くが、
漫画の欄外まで書かれた脚註やイラストが可愛いし、面白い。
このギミックに満ちた編集がなされているから、
単行本が出るのを心待ちにしているわけで。
あと最近読んだ本だと
岡野宏文と豊崎由美の『百年の誤読』(ちくま文庫)。
明治から平成にかけてのベストセラーを、
名うての本読みが、今の視点で斬りまくる。
この本にも脚註がふんだんに盛り込まれているのだが、
惚れ惚れするほどの充実ぶり、だ。
たとえば「森鴎外」の脚註で、「(鴎外は)高山樗牛や泉鏡花といった次世代の人気のある作家の登場に戦々恐々とし、そうした若手が自分や尾崎紅葉より優れているとは思えないという論を新聞で展開し、物議をかもすというスモール・アスホールな一面もあった」と。スモール・アスホールってあなた。文豪に向かって(苦笑)。
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