Days of taco

やさぐれ&ヘタレtacoの日常と非日常

北の大地・完結篇

2006年10月04日 | 日々、徒然に
朝、6時に目覚める。
ホテルの窓から外を見たら、
すぐそこが海だった。
太平洋だ。



近くまで行ってみる。
かもめが飛んでいた。
さすがに、早朝は寒い。

ホテルに戻ろうとしたら、
映画の看板があった。



大黒座という映画館があるらしい。
あとで行ってみよう。

朝食を取り、カメラマンのIさんとホテルのロビーで会う。
Iさんは、北海道の新冠に住むカメラマンだ。
もともと東京でカメラマンをしていたのだが、
かねてから憧れていた北海道に移住したとのこと。
「いちどここに住むと、東京には戻れないですよ」
とIさんは笑う。

取材は9時半からスタート。
トータルで5人の方々に話をうかがう。
ミーティングなどにも参加したりして、
気がつくと、もう午後の3時だった。

取材が終了したあと、
Iさんと浦河で食事しようということになり、
クルマでまわるが、なかなか店が見つからない。
繁華街らしきところや、港周辺を探す。
きっと旨い魚を喰わせる店があるに違いない!
とはやる気持ちの僕らだったが、見つからない。

結局、ラーメン屋を見つけて入る。
味噌ラーメンを注文し、喰う。



旨い。
でも、これなら東京でも喰えそうだ。
というか、北海道と東京のラーメンに
味の差があまりないのかな。

そのあと、例の映画館、大黒座に行く。
北の町に、ひっそりと、しかしちゃんと根付いている映画館。
聞けば歴史のある由緒正しい映画館とのことだ。



しかもやってる映画が『かもめ食堂』。
休映日のようで中には入れなかったが、
もしここで『かもめ食堂』を見たとしたら、
滲みただろうな…。

時間が来た。帰りは5時のJRで千歳空港まで行かなければならない。
Iさんに別れを告げ、僕はひとりで浦河駅に向かった。




電車が来るまで30分以上あったが、
ここの待合室で、待つ。
ほどなくして、ひとりの女子高生が入ってきた。
僕が座っていた前のベンチに座り、
携帯を取り出し、一心不乱にメールを打っていた。


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4 コメント

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Unknown (さいさい@百鬼)
2006-10-04 04:56:29
北海道出張おつかれさまです。
でも、このラーメンって見た目が北海道ラーメンっぽくないですよ。
正統派北海道ミソラーメンて、ノリ使わないし、もやしたっぷりだし、もっと白いはずでわ。
少なくとも函館と札幌ではそうなるはず。
それとも新冠あたりでは、こうなのかなぁ。
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Unknown (taco)
2006-10-04 12:37:32
そうそう。このラーメン、東京で食べるのと
まったく同じでした。確かに海苔は使わないですよね。
実は大黒座に行ったとき、その向かい側に
定食屋を見つけたんですが、ラーメン食べたあとでした(泣)。
ああ、漁港ならではの魚が食べたかった。
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Unknown (池田)
2006-10-04 13:10:38
北海道のロードムービーのような日記、堪能しました。
思い出すのは、高校卒業後に友達が免許を取り、一緒に旭川から釧路方面にドライブした事があるのですが、ホール&オーツとか、洋楽のカセットに飽きてしまい、仕方なくかけた松山千春(笑)。あー、こういう歌だったのか、というほど景色と溶け合って聴こえてきました。そんな青春。
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Unknown (taco)
2006-10-04 21:12:12
北海道をクルマで走ると、
それだけでロードムービーな気分に浸れますな。
カウリスマキの『愛しのタチアナ』みたいな
オフビートな旅行でした。
カティ・オウティネンはいなかったけども。
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