Days of taco

やさぐれ&ヘタレtacoの日常と非日常

ユルユル・落語・能天気

2006年12月12日 | 日々、徒然に
今日は田町まで出て、芝浦にある会社で打ち合わせ。
駅から無料のシャトルバスで向かう。
横文字のビル名。1Fにはカフェ。
周りにいた人は、みなスーツにネクタイ。
僕だけ、コートの下はパーカーにジーンズ&スニーカーで、
ちょっとだけ違和感。
それにしても、スーツにネクタイって無難で便利だと思う。
まあ、打ち合わせは問題なく進み、そのあと仕事場に戻る。

夕方、Hさんという、企業を定年退職されて、
興味深い活動をされている方とお会いする。
Hさんと落語の話をしていたら、時間があっという間に過ぎてしまった。
ああ、寄席に行きたいなあ。

夜、試写に行く。
タイトルは『ガイサンシーとその姉妹たち』。
第二次大戦中の中国で起きた、日本軍兵士による、
中国人女性に対する虐待の事実をとらえたドキュメンタリーだ。
戦後50年以上経った今、当事者たちがカメラに向かって証言する。

加害者である日本人。
そして被害者である中国人。
その穴を埋めるものが、
この映画であってほしいという願いが伝わってくる映画だった。

アジアでの加害というものは、日本人がある意味、
いちばん見たくないもののひとつなのだが、見るべきだろう。やはり。

それにしても、加害者というものは、なぜ能天気に見えるのか。
「許してください、あんなことをするつもりはなかったんです!」
と懺悔しながら泣き叫ぶ加害者って
実際にはあまりいない、という気がする。
ぼんやりと、ゆるやかに、「なかったこと」にするのだろうか。
そんなことを思いながら、会場をあとにした。




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