NHKよるドラ
「阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし」が終了。
なんとも楽しい全7回で大満足でした。
なんだかリアルな阿佐ヶ谷姉妹と、
このドラマで木村多江と安藤玉恵が演じた姉妹との
区別がつかなくなってきた。
この世に阿佐ヶ谷姉妹が
4人いるという不思議さにずっと浸っていたくなる。
姉妹の掛け合いの面白さと、独特の距離感。
小さな諍いのなかで見られる仲の良さというか、相性の良さ。
友情でも愛情でもない。仲間? それとも共同体?
ふたりの関係性をうまく言い表す言葉が見つからないけど、
とても心地良いのはなぜだろう。
原作にもあるように、
贔屓の中華屋のおかみさんが亡くなるくだりは、
しみじみとさせられつつ、人々のゆるくて温かいつながりを
とても羨ましく見ていたという。
見る人がやさぐれていればいるほど(自分も、だ)、
その思いは強くなることは間違いない。
おかみさんを演じたいしのようこ、
その旦那役の宇崎竜童、姉妹のアパートの大家、研ナオコなど、
ベテランな人たちを巧みに配置して、
ミュージカル風に大団円を迎える最終回にやられました。
こういうラストに弱いのです。お見事。続編も期待しています。