Days of taco

やさぐれ&ヘタレtacoの日常と非日常

約束の地は此処に

2021年12月05日 | たまには音楽でも
ブルース・スプリングスティーン
&Eストリートバンド
「ノー・ニュークス・コンサート1979」を聞く。そして見る。
スリーマイル島の原発事故を受け、
反核を掲げるミュージシャン有志が
マディソン・スクエア・ガーデンで
開いた大規模コンサートのなかで、
伝説の誉れ高いスプリングスティーンのライブが、
CDとBDでパッケージ化。


このときスプリングスティーン29歳。
「明日から俺は30歳。だから自分を信じないようにする」
と叫びながら、ロックしてロールする。
家の小さなテレビモニタからでもこれだけ圧倒されるのだから、
当時、生で見たファンは悶絶したに違いない。

自分がボスをちゃんと聞いたのは
84年の「ボーン・イン・ザ・USA」からだから、
その5年前のライブということになる。
もしそのときリアルタイムで見ていたなあ、
と嘆いても始まらないのだけど、
ものすごいエネルギーをモニタから浴びるおっさんがここに。

見ていて、
ずっと佐野元春のことを考えていた。
元春がデビューしたのは、このライブの1年後。
当時の元春は、かなりボスのスタイルを
意識していたことがよくわかるというか。
ここで演奏される07 Jungle Landと
元春の「ロックンロールナイト」はまさに生き写し、
という感じがする。

つまり当時の自分は、
元春のスタイルと演奏、唱法に、
ロックンローラーとしての出で立ちに
ボスを通して見ていたということなのだろう。

ともあれ、01 Prove It All Nightから
02 Badlandsの流れはいきなり体温が上がるし、
おそらくこのときに初めて披露したであろう
04 The Riverの溢れるペシミズムとロマンチシズム。
終盤のロックンロールメドレーは
観客より前に、本人が失神しそうなほどのテンションだ。
なんとも凄まじい90分というか。
見たあとはどっと疲労感が。全篇見通すには
体力が必要です。弱っているときに見るのは厳禁ですよ。

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Spend the Night Together

2021年12月05日 | 日々、徒然に
土曜の夜の歌舞伎町。
まさに不夜城、というか。
コロナ禍もオミクロン株も知るか、
という勢いそのままの人の渦。密なんてもんじゃない。
滅多に来ないこの界隈で、
これまた滅多に来ない、とあるクラブで取材。


戦々恐々と中に足を踏み入れながらも、
意外と排他的でなく、
どんなやさぐれ者でも、
叩いたらホコリが出るような者でも
ちゃんと受け入れてくれそうな雰囲気のなか、取材。
そんなこんなで、いつのまにか日付は変わり、
日曜の夜になっていたのでした。
コメント (3)
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