ロベルト・ロッセリーニ監督
「ヨーロッパ1951年」を見る。
すっかり病みつきになってしまった、
ロッセリーニとバーグマンのコンビ作。
いとしのやさぐれバーグマンを追いかけて、
シネフィルは今日も映画館に走る。
ほほう。今作のバーグマンも、けっこうやさぐれてますな。
上流階級の奥様という役どころなのだけど、
夫との仲は今ひとつで、一人息子は母親の愛情が足りないのか、
えらくひねくれていて、挙げ句の果てに自殺してしまう。
悲嘆に暮れたバーグマンは、悲しみを癒やすために、
貧しくて恵まれない人たちへの救済活動に熱を上げる。
貧しい人々のあいだでは、天使のように思われるが、
夫を始めとする上流階級の家族や親戚からは●●●●扱い。
そこはバーグマン、演技派だけに熱演に次ぐ熱演。
その熱さをどう見るか。
観客の多くはこの美人女優の行動に置いてけぼりを食わないように、
必死で追いかけるしかない。
貧しい人たちの描写もリアル、というか
実際のスラムで撮っているのだろう。
そのあたりは、さすがロッセリーニ監督、
イタリアン・ネオレアリスモの第一人者としての面目躍如だな、と。
ということで、またしても
やさぐれ&猪突猛進な
バーグマンに首ったけ(←死語)なのでした。