Days of taco

やさぐれ&ヘタレtacoの日常と非日常

おとなだろ元気を出せよ

2009年06月20日 | 読んでいろいろ思うところが
「ロッキング・オン・ジャパン」特別号
「忌野清志郎1951-2009」をようやく手に入れる。

渋谷陽一が生前の清志郎におこなったインタビューが4本。
RCサクセションのピーク時だった87年。
「カバーズ」が発売中止になり、物議を醸した88年。
RCの10曲を選んで語った95年。
ソロアルバムについて語った04年。



インタビューでの清志郎の言葉を読んでいると、
物静かな人だったんだな、ということが想像される。
でも確固たる意志のようなものがあって、
あまり迷わない人だったのかな、と。

掲載されている写真が素晴らしい。
ステージでの清志郎。楽屋でくつろぐ清志郎。
フォトセッションでの清志郎。ミック・ジャガーと写る清志郎。
野音の客席で寝転ぶ清志郎??。
清志郎をずっと追い続けてきた雑誌ならではの構成。

清志郎ファンなら誰もが聞きたがっている
チャボ(仲井戸麗市)のインタビュー。
渋谷陽一は編集者として、チャボの言葉を載せたいと思う反面、
清志郎の話を訊くことにためらった、
と吐露する冒頭から始まるこのインタビューは、やはり泣ける。

坂本龍一のインタビューも素敵で、
清志郎というミュージシャンを的確に分析しているのだが、
リスペクトにあふれた言葉になんだかほっとする。

清志郎は死んだが、彼の曲と歌はなくなっていない、
と渋谷陽一は巻頭で書いている。その通りだと思う。

個人的に一番好きな清志郎の曲は、
「空がまた暗くなる」だ。

この曲が入っているのは
RCサクセションのラストアルバム「BABY A GO GO」で、
ちょうどその頃、会社を辞めたり失恋したりと、
相当すさんだ生活を送っていたのだが、
よく聞いていたのが、「空がまた暗くなる」だった。

おとなだろ 勇気を出せよ
おとなだろ 知ってるはずさ
悲しいときも 涙なんか
誰にも 見せられない

大人の生き方を否定するのがロックだと思っていた僕は、
大人の生き方をロックから教わった気がした。
教えてくれたのは、清志郎、あなたでした。

だから、人前では泣かないようにしています(当たり前か)。



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腰だけは低くして

2009年06月20日 | 日々、徒然に
M嬢と表参道の会社に新規案件の打ち合わせに行く。
JRの原宿駅から歩いたのだが、
日差しがきつく、息絶え絶えに。
坂道とか歩いたわけではないのに、ぜえぜえと。
体力が落ちていることを実感。

青山通りを歩くと、
いつもどうしてこんなに人が多いのだろうと思う。
渋谷や新宿の人だかりは気にならないのに、
なぜか青山周辺の人だかりはきつい。

打ち合わせを終えて、仕事場に戻る。
完成していない原稿をまとめてメールで送ったらもう夜の7時過ぎ。
取材のアポ取りや、デザイナーとの打ち合わせ、
夏に出す本のネタ作りなどの仕事に追われる。

力つきてしまった。
仕方ないので、いつものT酒場に。
エネルギーを充填しないと、仕事ができない。
だから必要なのだ。麦でできたアレが。
不義理をしている方々へ私信です??。
しばしの間、ご容赦を。
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