なくせ冤罪評議会の今井さんが中心になり、法制審答申に対する対策を話し合い、どのような手段で国会審議に備え、警察のやりたい放題になる盗聴法と密告法を作らせないようにするかなどを話し合った。
法制審に参加された周防監督も、わざわざ来て議論に加わってくださったことが中身を濃くしてくれ、集会や判り易いリーフレットの作成などで行動して行く計画を立てた。
周防監督も話しておられたが、巨大な権力機関である警察や検察が相手だ。そこに、この両組織を盲信する人が多い国民であることを思うと、一筋縄では行かない運動だし、闘いになるが、国民の「他人事」意識を「我が事」に変えれば良いだけのことだ。
警察によって、自分の電話は盗み聞きされ、好き勝手にメールは盗み読みされれことが許せるか、そこを理解して貰えれば、盗聴法を潰すのは簡単だ。密告法も同じこと。「あの人が犯罪をした」と密告すれば、その密告者の罪が軽くなり、密告された人は逮捕される。こんな卑劣で怖い法律はない。
「何もしてなければ大丈夫」と思うだろう大多数の国民に、すでに同じような密告で冤罪が作られている実態を知らせて行けば、必ず道理は理解して貰えるだろう。
卑劣な法律を作らせない闘いは、やらなければならないし、必ず成せる。
小さな集まりだったが、成すべき使命は大きいと感じる会議だった。