何時もナポリタンにペペロンチーノでは面白くないし、レパートリーを広げようとパスタ専門の料理本を買って来たからだ。
必要な物を買いに行って、料理本を首っ引きで作った。パスタだけでは面白くないので肉味噌を作り、春菊にレタス。それにフライドチキンが、今夜の夕飯だ。麺が、少し軟らか過ぎた。これで作り直すから、絶妙に連れ合いの方が美味いんだよな。
科学と言えば、誰もが数学的な絶対定数に基づくものとして信頼する
。その信頼を突き崩した「小保方」問題だったが、今日の新聞は、一斉に「STAP細胞は存在せず」と報じておる。
何で存在しないものが、あのように大々的に報じられ、科学的権威誌にも掲載されてしまったのか、その説明はない。
科学社会も、結構、いい加減でインチキなようだが、思えば、科学のいい加減さとインチキさを、俺たち冤罪者は骨身に沁みて知らされていた。
名張事件の松倉鑑定。松倉と言う医師が「葡萄酒栓、王冠に付いた歯型と奥西さんの歯型が一致している」とした鑑定書が出たことから、1審無罪が逆転して「死刑」有罪とされた。この鑑定がインチキだった。奥西さんの歯型と王冠の歯形を倍率を操作して合わせたことが暴露されたのだ。でも、有罪のまま。
足利事件では「DNA鑑定」をでっち上げた。「間違えた」のでは、絶対にない。不鮮明な写真を利用して、何百回もの試行と写真撮影を行い、たまたま似たような写真を作り上げたのだろう。
この足利事件と同じ方法で行ったでっち上げが「飯塚事件」だ。もう死刑が執行された飯塚事件、このでっち上げ鑑定の闇も、必ず晴らすしかない。
高知白バイ事件のスリップ痕のでっち上げもある。
和歌山カレー事件の「ヒ素鑑定」もでっち上げだ。
北陵クリニック事件の「筋弛緩剤鑑定」もでっち上げだ。
今日も科警研、科捜研と言われる場所で働く科学者たちは警察の要請でインチキ鑑定を作り続けている。そして、この鑑定の真偽を見分けられないに裁判官たちは、被告たちの正当な反論や再鑑定を無視して「有罪判決」を重ねているのだ。
信頼すべき科学を汚す科学者たちは、哀れと呼ぶべきか、恥じろと叫ぶべきか、いかにすべきだろうねえ。
俺のブログを読んでくださる人の中には、俺の言葉に反応された思いと書いてくださる人がいる。
柳田氏、森利行氏、TRI氏などは、俺の思いに勝るようなことを書いてくれることから、有り難いと思うし、信頼できると思っているが、ただ「少し違うな」と思うこともあるので書くことにした。
今回の選挙で選ぶべき野党がなかったとは思わない。そして、日本社会が変革に向かうだろう確信も動かない。
民主党の体たらくは、所詮は崩れ自民党や逸れ自民党の集まりだったからだ。だから、官僚にも甘く見られて「サポタージュ」されてしまい、政策がうまく回らず、自民党政策のデフレの残滓を跳ね除けられずに、あの大震災もあって崩壊したのではなかろうか。
野党とは何だろう。与党政策に対案を持つ政党が、そう言われる資格を持つだろうが、ならば共産党であり、民社党だと思っている。
ただ、残念ながら、世界の「共産党」政権のイメージが悪すぎる。独裁・弾圧=共産党と思う人が大部分で、「怖い」と思う人が多い。今の中国や北朝鮮を見ろ!と言えば、誰もが「嫌だ」と思うよね。
でも、共産主義とは、あれなのだろうか、俺は資本論も適当にしか読んでいないし、良く知らないけど、生まれた人が、その才能を生かし、生かされて、平等な環境で生きられる社会が「共産」の社会だと思っている。民主的で、自由でなければ「平等」はないのだから、今までの共産党政権は「共産党風独裁主義」にしか過ぎないとも思う。残念ながら自由平等社会と言われる欧米も、まだ「自由平等社会風」であって、本当の自由で民主的な社会にはなっていない。
資本と呼ばれる金によって人間が縛られ、翻弄され、子供たちは学ぶことすらも制限され、年老いては病むことすらも苦悩にされる社会が、今の日本だ。とても自由平等社会には遠い。大体、「物質」でしかない金に左右される資本主義社会なんて永遠に続くはずはない。もうすぐ落城するが、その先になる「主義」は、何だろうか。
今回の選挙で沖縄は「一点共闘」の言葉によって、主義主張を乗り越えて共同して自民党を全滅させた。可笑しな制度によって落選した人が復活当選をしたが、この沖縄の精神こそ、明日の日本だと思っている。
社会は変わる。変えられる。「我が身の問題」として、この日本社会が生み出している不平等や差別、人権侵害を国民が理解すれば、いかに巨大な組織だとて、変えられないわけはない。
長く続いた徳川時代の武家社会による身分制度で縛られてきた日本人は、確かに「長いものに巻かれる」だろう。闘いを知らないだろう。怒りを忘れているだろう。でも、今回の沖縄の結果は、その日本人も変わる日が来ることを見事に示した。
アベノミックスも「三本目の矢に困っている」と報じられ、もうすぐ泡沫の幻として終わるだろう。
明日の日本は変わる、変えられる。
俺の確信は動かない。