桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

どう考えるべきか

2013-08-29 | Weblog
山口組員の殺人事件の裁判で、検察事務官が証拠を出さないミスをしたとの記事があった。
これが良く判らないねぇ。検事が事務官に証拠に関する指示をして、それを事務官がウッカリして提出を忘れたように新聞には書かれているが、検事は1審裁判で「証拠は不見当と回答した」と書いている新聞もある。
これらの記事から推測すれば、弁護士に「証拠を開示して欲しい」と求められた検察官は事務官に「証拠の存在を調査しろ」と指示したことになるが、では、事務官が「ウッカリして放置した」証拠に付いて、どういう根拠で「不見当」なる回答をしたことになるのだろうか。
俺には、全く理解出来ない。
検察発表を鵜呑みにしたような、こんな発表は、俺は信じられないねぇ。
もっと裏があるんじゃないの。
いくら「決め付け馬鹿」ばかりの検察官にしろ、自ら調査を指示した事実に付いて、事務官の回答を聞かずに裁判所に書面は提出すまい。田代元検事と同じように、そのくらい本気な「馬鹿」だったと、検察庁は言うのかも知れないが、違うね。
この証拠を提出すると、裁判で不利なことがあったから「有罪にしないと社会正義が守れない」と、起訴して思い込んだ担当検事は、一切を隠したのだろう。承知で隠す常套語の「不見当」なる言葉でね。
俺の考えは検察のこ汚さを知り過ぎる故の歪みだろうか。追報が待たれるねぇ。

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