桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

豊国廟

2013-08-04 | Weblog




今日は、夜まで予定なし。ホテルで寝ている手もあったが、昨日、京都女子大学での集会後、学生さんがバス乗り場で「この上にある豊国廟は凄い階段があって、その上にポツリと秀吉の墓がある。何だか寂しくて可愛そう」と言っていた。それでは行って見ようという気持ちになり、行った。拝観料を払って入る屋根付き門の下は砂利。綺麗にならしてあった。
まず312段を上がり、更に171段を上がった場所に、柵で囲われた中にバカでかい石碑が1個だけ、ポツリと建っていた。
絢爛豪華が大好きな秀吉の墓としては、実に寂しい。ほとんど来る人のない豊国廟、人に満ちている家康廟。対照的だし、考えさせられるものがあった。

京都女子大学

2013-08-04 | Weblog
昨日は、京都女子大学の公開講座、「冤罪はなぜ作られるのか」に招かれて話した。
このところ、良く一緒になる木谷明先生、関西大学の里見繁先生と3人で、布川事件を例に話したが、初めに、里見さんが毎日放送時代に作成した布川事件のテレビ番組を編集した短縮版モノを見て貰い、俺、木谷先生、里見さんの順番ではなした。番組を見て頂いた後は、凄く話し易いし、判って頂き易いと感じる。
180名の教室だったそうだが、丸椅子を40個出したそうで、学生や市民が2百名を越えた満員だった。質問も沢山あって、予定の時間をオーバーするほどだった。