桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

映画

2011-05-27 | Weblog
久しぶりに新宿ケーズシネマに来た。
無罪判決で、少しは人が増えているかと期待して来たが、45名ほど、まあまあだった。
見に来てくださった皆さんが、みな笑顔で我々を見ているのが嬉しかった。

橋下弁護士

2011-05-27 | Weblog
語り口爽やかに、明るく、テレビで見る橋下弁護士は、なかなかの好印象だった。だから、大阪府知事に立候補して圧倒的な強さで当選した。
この橋下弁護士、見た目の印象と内面は、かなり違う男のようだ。
橋下の若き頃を知る弁護士仲間は、その野心家ぶりを語る。何でも利用して、自分の立身出世に使うような人だったらしい。まあ男ならば、それは悪くはあるまいが、あの思考は怖い。都知事と同じヒットラー的思想の持ち主だ。
何でも自分だけが正しいとして、あれこれと言葉を発するが、大阪府のことだけを言っていれば良いのに、今度は他県に嘴を挾んで議員定数削減を語ったのだから、自分を何様だと思っているのだかねぇ。
多様な意見を集約して物事を進める民主主義はまどろっこしい、焦れったいと感じることがある。都知事や橋下のような言動がスッキリして頼りになると感じるかも知れないが、しかし、その言動は厳しく検証する必要がある。強い、頼りになると感じさせる人の言動は、残念ながらマスメディアは正しく報道しないことが多いからだ。
今の検察庁を見れば良い。裁判という絶対的な真実を求めるべき立場でさえ、平然と真実を歪めてしまう存在になる。個人の資質が社会を左右することになる政治家は、より厳しい検証に晒されなければならないのだ。検察でさえ、暴走する、ましてや個人は。