桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

それでもボクはやっていない

2013-04-22 | Weblog
痴漢冤罪事件を描いた映画は有名だが、あの映画以降も痴漢冤罪は続いている。しかも、あの映画よりも無茶苦茶な事実によって有罪にされたり、起訴されたりしている。
昨日からの裁判交流集会でも、そういう2つの事件がある。
1つは滋賀県の事件。
この事件が酷い。
被害者は被害の認識がなくて裁判で証言することを拒否したのだ。電車に乗っていた警察官が「目撃した」と語る証言しかないのに、何と有罪にされた。
もう1つは三鷹バス事件だ。車載カメラには、被告とされた人が両手で吊革を掴んでいる映像があるのに、そのときに女性に触れたとして裁判になっている。
科学的な事実を無視して起訴し、有罪とする検察官と裁判官を裁く法律を作らない限りは、このような裁判が続くのかも知れないが、闘い、訴えて社会的に、その悪を正す活動は、ますます重要になっている。
写真は、近く判決のある三鷹バス事件の被告とされた人が訴えているところ。

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