関宿高校

昨日は千葉県関宿高校に招かれて、先生方に話をした。
同和教育の一環らしいが、俺は、何時も通りに布川事件の体験から思うこと、識ったことなどを話しただけ。
どう聞いて頂けたかは判らないが、先生方の反応は、どこへ行ったときに感じると一緒だった。
真剣な人あり、眠る人あり、退屈そうな人あり、ね。
でも、だから聞いていない、感じないではないのが、面白いところ。
関宿高校は、東武野田線の川間駅にある。
川間駅と言えば、俺の親しかった先輩、ノーちゃんが新居を構えたところ。確か、駅を降りて左へ。踏切の近くを右に曲がれば、もう左手先に家は見えた。畑の中に建つ家だった。先輩には、先輩の実家が葬儀のとき、俺は地区の班内の係で再会している。余り話は出来なかったし、少し時間かあったので家を探したが、家、家、家！
残念ながら探しきれなかった。
逮捕される前月の９月、先輩の家で飲み、別れたのが最後だった。
あれから５２年。歳月の中に消え去った人や物をも考えさせられた関宿高校行きだった。