桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

共謀罪成立

2017-06-15 | Weblog
今朝、参議院本会議で、自民党、公明党、維新の会の賛成によって、委員会決議を経ない異例の形で成立した。
これで警察の盗聴や携帯監視が強化されて、いよいよ国民総監視社会が作られるだろう。
警察は社会の番犬だ。法律によって犯罪を取り締まり、吠えたり、噛み付いたりする組織だから、法律が作られたならば、必ず、その法律による取り締まりを行うことになる。共謀罪の法律に違反するかしないか、常に社会に鼻を尖らせて犯罪の臭いを嗅ぎ廻ることになるだろう。
この番犬、始末が悪いのは、飼い主として餌を呉れる簾中には尻尾を振り、法律に違反しても吠えないし、噛み付かないことだ。山口敬之レイプ犯などが、その例だ。しかも、飼い主が自分たちが噛み付かれないために、甘やかし放題で、全く躾もしなければ監督もしない。だから、遣りたい放題だ。
でも、恐れることはない。
番犬が暴れ始めたならば、みんなで戦えば良い。なあに、戦前の治安維持法のように殺されはしない。真理と道理、正義と真実を掲げて戦えば、番犬に噛み付かれる社会は、必ず目覚めるだろう。
新しい時代を作れたならば、そのときは社会を私物化した政治家を裁こう、社会に噛み付いた番犬を裁こう。今で社会は、山宣独りではない。声を上げる人々がいる。野党政治家もいる。朝日新聞、毎日新聞、東京新聞などの良識ある新聞もある。
怯まず、新しい歴史を作る戦いを始めよう!

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1 コメント

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こんなにまで酷いとは(*_*; (くるる)
2017-06-15 10:59:07
政治家なんていらない国だったんじゃないか?と思った国民は沢山いるでしょうね〜。
国民の為と言いながら、総て国民が嫌がってることばかりを【力で可決】していく。まるで暴力団!
昨日のニュースステーションに田原総一朗さんが出演されて、国民を代弁してくれているかのようなキレキレのトーク!
本来あるべき国の姿ですよね。
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