桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

腐れ検察、本日も異常なし❗

2017-07-03 | Weblog
大崎事件の再審開始決定に対して、検察が抗告するそうだ。
腐れ検察は、絶対に反省しない。起訴したならば有罪主張を取り下げることはしないし、何があっても有罪だ、犯人だと言うばかりだ。絶対に検察の起訴に誤りがないのならば裁判所はいらない。警察と検察があれば用は足りる。しかし人間が誤るように人間が形成する組織も誤る。その謙虚さの欠片も持たない検察庁は、果たして存在を許して良いものだろうか。
捜査力を持たない検察庁は警察のサポートを得なくては検察庁としての力を維持出来ないために、残念ながら警察の不正を阻止出来ないし、止めさせることも出来ない。おまかせに警察のようにを自分の汚さないで裏金の甘い汁を吸っていた検察庁は、警察の強制捜査力を恐れてなのか、何でも警察の言いなりだ。
その情けない自らの存在価値を、起訴イコール犯人だとする無謬性で高めたいのだろうが、何があっても誤りを認めない組織は社会を毒する癌でしかない。
この社会の癌がヌケヌケと正義や真実を標榜し得るのは証拠を独占しているからに過ぎない。もし、今、再審請求を行う弁護士や本人が、警察が収集した証拠の総てを見られる法律が作られないならば、いかに検察庁が犯罪行為を行っていたかが明らかにされるだろう。
検察庁は、これまでに起訴した冤罪事件では、どの事件でも無実を示す証拠を隠して来た。
飯塚事件の久間さんは死刑執行、殺された。過去には帝銀事件から名張事件まで、多くの冤罪者が獄死、殺された。
医師が誤診して患者を殺して裁かれないか。あり得ない。検察庁とて同じだ。無実の証拠を隠して冤罪を作り上げた責任は、未来永劫、消えはしない。証拠開示法律が作られて、過去の証拠隠しが明らかになったとき、過去に誤りを犯した検察庁の責任を追及しなければならない。
奇しくも傲慢自民党が都議選で大敗北の今日、原口アヤ子さんに更なる苦難を強いる検察庁に怒り心頭だ。今日の大崎事件の抗告は検察庁解体の始まりにしなければならない。

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