桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

繋がってるのかな?

2014-03-26 | Weblog
袴田事件の決定が、明日あるけども、飯塚事件は31日にある。袴田事件の決定の騒ぎに紛れて、DNA鑑定書の不正を見逃して「棄却決定」を出すのだろうと思っているが、裁判所同士が話し合って決定日を決めているのか、と勘繰りたくなる飯塚事件の決定日だ。そんなところに、昨日、仙台の北陵クリニック事件の再審に「棄却決定」があった、と知らされた。これも明日の決定に隠したい内容の判断なのだろうが、裁判所は繋がってるのだろうか。
北陵クリニック事件は、筋弛緩剤が被害者の血液から検出されたとする鑑定書があるが、もちろん、この鑑定書は「でっち上げ鑑定」だ。
このでっち上げの事実はブログに書いたが、医学的にあり得ない「検出」ということで、北陵クリニック事件には、それを体験的に知る医学従事者が多数支援している。
でも、真面目で優秀な頭脳の持ち主である裁判官は、この手のでっち上げを理解する能力がない。まさか警察の付属機関である「科捜研」や「科警研」が、検出されないモノが「出た」とは書かない、と思い込んでいるが、これがあるのだ。警察関係者のでっち上げ行為は、日常茶飯事と思った方が正しい。
冤罪を訴えて再審を求める事件の、総ての事件で、この手のでっち上げがある、と言っても過言ではないだろう。
北陵クリニック事件も、何時か、必ずでっち上げが明らかになって無実になるが、そこに行き着くまで、これからも多くの悲しみを味わう人がいるのだと思うと、遣りきれない。
検察官の隠し持つ証拠に、必ず北陵クリニック事件・守大助の無実を示す証拠があるのだが、あいつらは隠したまま出さない。
これが許されるんだものなぁ、酷い話だ。

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