桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

同級生の死

2016-01-07 | Weblog
先日、利根町に住む同級生から「同級生が亡くなった」とメールがあった。
これで何人目かなぁ。
29年も塀の中にいた俺は、余り同級生たちとの付き合いがない。亡くなった同級生とも格別に親しくななかったし、同じ利根町にいたこともあって、何度も顔を合わせていたが、特別に話したこともなかった。
でも、新聞の死亡欄で名前を見ると、68歳で逝った彼のことが思われたし、昔の想い出が甦って来た。
小学4年のとき、学区を変える転居をしたが、俺も妹も、そのまま布川小学校へ通い続けた。その通学路で最初に会うのが、亡くなった同級生だった。だから、下校時は、一緒に中学校が存在するだけで畑しかなかった岡を通り、その山道で遊んだりした。林にある枯木を倒して薪にするため、二人で大木と格闘したこともあったなぁ。
結構、一緒に遊んだ仲だったことを思い出したらば、まだ夢もあったろう彼の死が悲しみになった。
タカちゃん!と俺は呼んでいたが、森杉高久くん、どうか安らかに!!!

最新の画像もっと見る

コメントを投稿