桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

やったね!

2011-09-01 | Weblog
俺は、日本の諸悪の根源は、正義を守り、支える組織の腐敗にあると考えている。問題ある組織を取り上げれば沢山あるが、その双璧が警察と検察だろう。
特に、検察は、裏金を初めとして一切の問題を否定しているし、マスコミに辞め検がしたり顔で出演して歪んだ思考を振り撒いている。質が悪い連中だと、毎朝のテレビで不快になることも多かったが、その1人にTBSが愛用している若狭がいる。
この男も、何時も検察官生活で培った独特の意見を語り、さも客観的な正義であるかのように言うので、ふざけるな!とテレビに言うことが多かった。
でも、やっと馬脚を現してくれたねえ。直接に見られずに残念だったが、無罪にも真っ白と灰色があると言ったとか。
本当に日本の検察は、自らの非は認めない。自分たちが有罪と決めて起訴したらば、絶対に間違いないと思い込んでしまうのだ。だから、裁判で無罪になっても、そこに灰色があると言う。つまり自分たちが悪いのではなくて、たまたま証拠が足りなかったとか、裁判所が間違っているとかの屁理屈を言い、その屁理屈に乗ったマスコミも、同じように灰色無罪などと書いたり、語ったりするが、大体、起訴された事件の99%以上が有罪になる日本の裁判で無罪になった事件は、それは無罪だからだ。有罪の人が無罪になることなど、あり得ない。
気楽だよねえ、検察官。そのお気楽な職業意識のままに、検察官を辞めた連中まで、テレビ番組で灰色なんて言葉を語って許されるのだろうか。
こんな連中を使うテレビもテレビだが、こんな連中の存在を許さないようにしたいね。

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