桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

晩節を汚す

2012-10-25 | Weblog
そんな言葉がある。人様の信頼に足りる生き方をしてきた人が、晩年に曲がった生き方をすることを言うらしいが、結構、そう言う人はいる。
石原慎太郎が都知事を辞めて新党を結成して国会議員に復帰すると記者会見した。止めればいいのにねぇ。だからと言って石原慎太郎が晩節を汚すとは思わない。そもそも石原慎太郎が政治家として来たことを、俺は評価していないし、堀江謙一さんの太平洋ヨット横断冒険を「嘘だ」などと罵る石原慎太郎の人間性は、全く恥ずべき精神だと思っているからだ。
止めればいいのにと思うのは、自分と社会の流れを理解しない不明を哀れんでいうだけだ。
もはや80歳。ましてや都知事として行って来たことは、弱い都民を苦しめ、福祉予算などをカットして税金を浮かして黒字にし、その金を銀行遊びに浪費したり、オリンピック招致や偏った税金使いばかりだった。一部の人たちは喜んだろうが、歴史的な評価は、必ず石原慎太郎の都政を厳しく裁くだろう。
多分、橋下維新の風を頼りに、傲慢不遜を人間的な力と錯覚した都民の誤解を過剰に評価して、我こそ新しい国家の首相たらん!と思ったのだろうが、それが大いなる過ちだと、すぐに気付くことだろう。
橋下の風は、橋下が庶民の力になると思う誤解が生み出している。大阪で行っている政策は、長く石原慎太郎が行って来たことと似ているが、変えたい、変わりたいと政治に願う人々を欺く政治でしかないし、長くは続かない、一時的な旋風にしか過ぎないだろう。
立ち上がれ日本なる政党は、立ち上がらないままに消え去る運命で、それは石原慎太郎が加入しても同じことなのだ。
時代を読めない、老政治家の明日は、きっと無残なものになるだろうが、それは石原慎太郎が続けて来た言動の報いと評されることだろう。
本当に止めておけばいいのになぁ。

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1 コメント

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Unknown (Unknown)
2012-10-25 23:51:03
橋下徹さんは、父親がやくざで、父方のいとこ(父親の弟の息子)は人殺しで、橋下さん本人は民だから、信用できない。

皇室に迎えられる女性は、お父様がやくざだったり、身内に犯罪者がいたり、民出身だと絶対にダメでしょう。
徹底的に調べますよね。


有名芸能人や議員が、やくざと付き合いがあるとすごく問題になる。
島田紳助さんは、芸能界を引退するはめになった。
しかし、父親がやくざの橋下徹さんは何のお咎めもなし。
納得できない。

お年頃の娘さんがいる親御さんは、彼のお父さんがやくざだったら、結婚を許しませんよね。

橋下徹さんは、週刊朝日や朝日新聞や佐野愼一さんの悪口をツイッターに書きまくっている。
御自分はいいのかしら?
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