桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

要請

2008-06-20 | Weblog
検察官の即時抗告以来、東京高裁前宣伝と高裁に対する要請を行って来た。
昨日で33回位になる。
昨日は名張事件の最高裁前宣伝から始まり、高裁前宣伝、要請、更にマリオン前宣伝と続いた。朝の8時からだと、5時前には起きなければならないから朝も早くて、少し疲れた。
土浦の要請のときは、対応者と普通の会話も成立して人間的な心を感じたが、高裁は要請が伝わってるのか伝わらないのか、全く感じるものがない。おまけにひどいのが、宣伝時の司法修習生たちの反応だ。殆どビラを受け取らない。まるで訴える人たちが存在しないかのように無反応で通りすぎる修習生を目にするたび、この連中にとっての司法試験はステータスでしかないのだろうと感じる。こんな奴らが検察官や裁判官になって冤罪を作る。
名張事件の要請は人数が少なかったそうだが、布川のマリオン前宣伝も、今回は少なかった。しかし、近々の決定だと言われているから、これが最後かも知れないという感慨があった。本当に支援の皆さんには大きな力を貸して頂いた。
来月はどうなるか?
宣伝後の食事は7人だったが、勝利を確信して明日への思いを楽しく語り合い、楽しく飲んだ。

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