桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

頑張れ、朝日!

2014-09-10 | Weblog

俺は週刊誌は買わない主義。新聞の見出し広告を見れば、それで中味は判ると思っているので、冤罪のことでもなければ、先ず買わない。

今、週刊誌の見出しは、大体が「朝日新聞叩き」だねえ。桜井よしことかの国家主義者たちは、ますます勇ましく吠えている。確かに、従軍慰安婦問題での「吉田証言」問題での、長い月日の放置はまずいし、訂正も中途半端だったよね。そこに「池上問題」が続いて、見苦しいばかりの醜態だ。他紙は、ここぞとばかりに朝日攻撃をしている。

でもさ、世の中が産経新聞や読売新聞ばっかりになったらば、一体どうなるの。マスコミの任務は権力監視じゃないの。権力を応援したり、権力につながることに存在価値があるわけではないだろう。それでなくても日本人は、時の流れに弱くて、一億火の玉なんて状態に、一気に流されやすいのだ。

何時でも、何があっても権力の思惑に棹差すマスコミがいなくては、とてもじゃないが日本の未来もないだろう。

今の事態は、きっと朝日新聞の良心ある記者たちには、悔しくてたまらないことだろうが、これに負けずに頑張って欲しいものだ。俺は応援してるよ。


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